これから上トマムの集落まで歩く。JRトマム駅から約4kmの距離である。
トマムはもともと上トマム,中トマム,下トマムからなるが,現在集落として残っているのは上トマムだけである。
トマムリゾートは中トマムにあたる。中トマムにはわずかに農家を残すだけだが,「京都農場前」「伊藤農場沢川」など開拓の名残を留める地名が見える。
トマムリゾートの南にある施設群。いつも不思議に思うのだが,これらは何なのだろうか。看板など何も建っていないところからすると,従業員の寮であろうか。
風雪の道道136号を延々と歩く。
道東自動車道の工事は着々と進んでいる。
上トマム
占冠中央よりもむしろ活気がある上トマム市街。
上トマムに活気がある理由の一つは南富良野町の落合や幾寅の市街に近いことである。トマムの人は占冠の市街よりも隣町の市街に出るほうが便利なのだ。もう一つの理由としてトマムリゾートの波及効果でペンション街や飲み屋街が形成されているということがある。
上トマムのペンション群 |
トマム小中学校
乗客はわたし一人だった。バスには整理券も運賃箱もなく,バス停もあってないようなものである。このバスは恐らく占冠やトマムの高校生が南富良野高校に通うために運行されているものだと思う。
串内信号場通過。
落合までに石勝線と3回,根室本線と2回オーバークロスする。1箇所だけ1車線幅しかない箇所があるが,どうしてここだけ狭くつくったものか。
落合駅前到着。
雪に埋もれる落合駅。
落合からの乗客はわたし一人。幾寅から高校生が数人乗ってきた。
今日は中学校の卒業式だが,高校も休みなんだろうか。通学列車のはずが,ずいぶんと静かだった。
上富良野駅到着。
旅行記終了。読んでいただきありがとうございました。