北海観光節旅行記めざせ奥州,汽車旅千里

日光

日光山輪王寺


三仏道(大本堂)

ここでは若いお坊さん?が堂内を案内してくれた。見た感じやくざな人たちもお坊さんの話となると黙ってうなづいて聞くから不思議だ。最後に干支ごとの仏様があり,ぞれぞれ自分の仏様の前に立ってお参りをした。わたしは年がバレてしまうのが恥ずかしいのでさっさと立ち去ったが,皆お賽銭を入れて念入りに手を合わせていた。さらにお坊さんはここでしか売っていない干支ごとの御守があるので,まだ持ってない人はぜひ買うようにと勧めた。2000円と高価で,どうみても商売じみている。それでも御守を買う人が何人かいた。わたしなど拝観料を払っているのだからそれで十分だ思ってしまう。信仰心が薄いのだろうか。


宝物殿・逍遥園ば別料金(300円)。もう一生来ることがないかもしれないので,とりあえずひととおり見る。

日光東照宮

徳川家康を祀る神社である。


石鳥居

五重塔

見ざる・聞かざる・言わざる

わたしは徳川さんに何の思い入れもない。しかし小学校や中学校の頃,友達には大河ドラマや水戸黄門を見ている人が多かった。だいたい北海道の人が徳川家を崇拝する理由は何もないと思うのだが,大河ドラマで徳川何とかをやるとなぜ皆見るのであろうか。


陽明門。彫刻がくどい。

奥社

眠り猫・奥宮の拝観は別料金(520円)となる。


検問所

 
とても小さいので一度通り過ぎてしまった眠り猫。


奥社拝殿。

ここではオリジナルグッズとして眠り猫の絵馬やストラップを売っていた。つい手が伸びそうになったが,もっと他にお金を使うべきところがあると思って自粛した。

日光二荒山神社

日光の信仰の中心となる神社。


上新道。


北海道にはありえない巨木。

しかし日光は信仰に彩られた神社仏閣というよりは観光地という印象が強い。今日も参拝客は多いが,8割方は2人連れとグループで残りは家族連れ。お寺に参るのに手をパチパチ叩いてしまいそうな人たちだ。それでありながらお賽銭は惜しげもなくジャラジャラと入れる。まったく日本人はどうなっているのであろうか。一方,信心深そうなお年よりの姿は皆無である。日光は年を取ってからわざわざ来るほどの価値のあるところではないということだ。
イザベラ・バード女史は『日本奥地紀行』の中で日光を絶賛している。たしかに外国人には受けが良いのだろうが,日光を見てこれが日本だと思われても困る。

輪王寺大猷院

徳川家光の墓所。

 

ここもまた青赤金に彩られた派手な建物だった。

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