北海観光節旅行記めざせ奥州,汽車旅千里

鹿島鉄道

今日の第一の目的は鹿島鉄道に乗車することである。鹿島鉄道には旧国鉄や他の鉄道会社から譲渡された古い気動車が走っている。

石岡駅での乗り換え時間は6分。フリーきっぷは石岡車掌区で購入できると聞いていたが,石岡車掌区がどこにあるのかわからないし時間もないのでフリーきっぷの購入はあきらめていた。しかし何のことはなく,ホームに改札口があって,そこで車掌さんがきっぷを販売していた。

石岡10:32発→浜11:00着 鹿島鉄道鉾田行


事前情報によれば昭和32年製造のキハ430形が来るはずだったが,新型のKR500形だった。


浜駅で途中下車。

 
駅名標や発車時刻表もいい味を出している。


浜駅の裏はすぐ霞ヶ浦。遮断機のない踏切を渡って散策に出かけてみる。

 
茫漠とした霞ヶ浦。北海道を上回る広大さ。


近くにはアサザの群生地があった。アサザは霞ヶ浦のコンクリート護岸によって絶滅に瀕しているという。夏にはアサザの花を観賞するため浜駅まで臨時列車が運転されるそうだ。

浜11:20発→常陸小川11:32着 鹿島鉄道石岡行

 
浜から石岡方面に少し引き返す。


常陸小川着。ホームの待合室も貫禄がある。

 
ここも時間が止まったような風景であった。

常陸小川11:47発→鉾田12:24着 鹿島鉄道鉾田行


ついに来た。キハ601。昭和11年製の旧国鉄キハ07形で,国内最古参の現役気動車である。


車内はオールロングシートだった。床は板張り。

鹿島鉄道の車窓は前半はのどかな田園地帯で,後半は起伏のある牧場だった。


終点鉾田到着。

 
待合室にはそば屋があった。天ぷらそば330円。ボリュームがあった。ここはたいやきが名物のようで2つ買った。

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