北海観光節旅行記週末,僕はふらの・びえい人になりました。

スノーへそティバル

富良野駅14:00発→スノーへそティバル会場14:10着 イベントシャトルバス 3便

 

中央ハイヤーのマイクロバスには,スーパーの買い物袋を持ったいかにも地元の人ふうの奥さんが乗っていた。運転手が「富良野オルゴールのあたりがホワイトアウトになっていた」とか話していたので不安に感じ,「このバスは学田方面に行きますよね」と確認すると,行くと言った。すると奥さんは「学田!」と驚き,バスを降りて,後ろのバスに移った。どうやら麓郷の人だったようである。麓郷行きと学田行きのシャトルバスは4便とも同じ時間に発車し,しかもバスには行き先が書かれていないので紛らわしい。結局乗客はまたわたしだけになった。

学田付近は地吹雪が激しかった。

学田と言えば地元では有名な地吹雪の名所で,ほかのところが晴れていても,ここだけはいつも吹雪いている。JR富良野線も学田駅の前後だけ防雪林を設けている。

スノーへそティバル会場

「ふらの・びえい人になるキャンペーン」のメインイベント会場と言うべき,スノーへそティバル会場に到着。激しい風で,せっかくの幟もくしゃくしゃになってしまっている。スノーへそティバルは今年初めての試みだが,なぜ地吹雪の名所をあえて会場にしたのだろうか。

雪だるまの顔も怪しい。

巨大へそ山。10トントラック100台分の雪が使用されているという。

今日はこのへそ山で「雪中サスケ」の予選会が行われ,定員50名のところ出場者6名で,全員が予選を通過したという。決勝大会は2月25日,11時から。

スノーへそティバルの会場になっているのは,「手作り体験村・カントリーテラスコロポックル」という体験農園。昨年4月にオープンし修学旅行生の受け入れなどを行っている。

本館は1階がレストランとお土産屋,2階が体験工房になっている。

中に入るとすぐに関係者らしい方から,時間があれば14時半から歌をただで聴けるからぜひ聴いていってくれないかと声をかけられた。それを聴きに来たのだというと大歓迎を受け,どこで情報を聴いてきたのかとかいろいろ質問された。

リトルエンジェルコンサート

地吹雪の中で歌ってくれるものかと期待していたら,店内に特設のステージが設けられていた。観客はほとんど関係者で,一般観光客はわたしのほかにいたのかどうかわからない。本当は午前中に開催予定の第18回富良野バルーンミーティングの出場者で賑わう予定だったが,強風で中止になったため人が集まらなかったのだという。

 

今日は「パッ 〜スノーエンジェル〜」,「フラノビエイ 〜道イエイ!富良野バージョン〜」など5曲が披露された。

わたしは今まで「アイドル」を見たことがなかったが,さすがに本物のアイドルだけあって,曲が始まると機械のように整然と踊り出した。これでようやく「お前,アイドルを見たことはあるか」と聞かれたとき,「はい,あります」と答えることができる。

「パッ 〜スノーエンジェル〜」は道内で実施されている「北海道Snow Angel」キャンペーンのテーマソングである。Snow Angelというのは,新雪の上に寝ころんで両手,両足を上下左右に動かすと雪の上に天使のかたちができあがるというもので,これを作品として写真を撮って応募すると豪華賞品がもらえる。

かみふらの雪まつり会場とスノーへそティバル会場が「北海道Snow Angel」キャンペーンの指定会場になっていたのだが,結局一度もスノーエンジェルを見つけることはできなかった。

「フラノビエイ 〜道イエイ!富良野バージョン〜」は誰が詩を書いたのか知らないが,後藤純男美術館やへそ踊り,うたがかりのCDリリースまでもが歌詞に盛り込まており,聴いていて感動した。

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