平泉駅は3時半頃になっても,まだたくさんの参拝客で賑わっていた。
往年のアルファコンチネンタルエクスプレスを彷彿とさせるリゾート列車,キハ58・28形「こがね」。1+2列の変則シートで,A席が気仙沼に向かって左手の窓側,B席とC席が中央に並び,右手の窓側が通路になっていた。手持ちの指定席券はC席だったが同じ列のA席とB席が2人連れで一緒に座りたいいうことで席の交換を頼まれ,A席に座ることになった。
気仙沼駅到着。
気仙沼駅て配布された乗車証明書。
駅前には観光バスが1台待っており,大島の初日の出クルーズに向かう団体客が乗り換えていた。
待合室に置いてあった200個限定の合格祈願御守り。大船渡線の滑り止めの砂が封入されている。これは妹が喜びそうだ。
車内には口うるさい鉄道マニアが一人乗っていたが,車掌は丁寧に応じていた。陸前高田駅で下車し,車掌に赤い青春18きっぷを見せると,「ワオ!」と言った。この辺はなかなかマニア心のわかる鉄道員が多いようである。
高田松原が初日の出の名所だということは,インターネットで調べてもどこにも書いていなかったが,地図から判断して,今年はここで初日の出を拝むことにした。
やはり,地元では知られたスポットだったようで,多くの市民がやってきていた。砂浜のいくつかの場所では迎え火がたかれ,厳かな雰囲気に包まれていた。
7時過ぎ,ちょうど仁田山の頂からお天道様が姿を現した。
カシワ手を打つ人,砂浜にひざまずき深々と頭を下げる人,しばし黙祷をする人,みなそれぞれのやり方で新しい年のお天道様を迎える。これだけきれいな初日の出を見ることができれば,今年は良い年になりそうだ。
砂浜では空手道の初稽古が行われていた。