豊後中村駅前から吊り橋へ向かうバスに乗車。乗客は3名のみだった。
いきなり道が細くなり,茅葺き屋根の農家が現れた。
だんだん雪も積もってきて,道は険しくなる一方。
九重“夢”大吊橋
九重“夢”大吊橋到着。筌の口のバス停からは歩いて5分くらいのところにある。こんな天気だというのに,観光客はたくさん来ていた。吊り橋は「新たな観光名所に」と,町が約20億円で建設し2006年10月に完成した。純粋な観光用の歩道橋で,長さ390メートル,高さ173メートル,長さ,高さとも日本一の吊り橋である。「空中散歩が楽しめる」と人気を呼び,開通後1年間の入場者は町が予想した7倍強に当たる約230万人に達したという。
吊り橋を見るだけでも入場料がかかるのでとりあえず,入場券を購入して橋のたもとまで行く。
吹雪でかすむ吊り橋。
札幌のテレビ塔のてっぺんより高いのだから,渡る人などいないだろうと思っていたが,多くの人が平気な顔をして渡っていたので驚いた。ずいぶんと鈍感な人が多いものだ。
どんなものかと私も渡ってみたが,とても怖くて4分の1も行かないうちに引き返した。写真は何とか拝むことができた日本の滝百選・震動の滝。
結局ここは吊り橋よりもお土産屋が良かった。地元九重町の干し柿,干し椎茸,雑穀などが豊富に揃っていたので,実家に地方発送しておいた。
筌の口温泉
吊り橋とは少し離れた位置にあり,ひっそりと静まりかえった筌の口温泉。単純な温泉が多い九州にあって,薬効の高いお湯だといい,ぜひとも入浴したいところだが,このあと黒川温泉にも立ち寄る予定なので,控えておく。