2007年12月31日(水)
いよいよ,大晦日である。今日は豊肥本線阿蘇駅前でレンタカーを借り,通潤橋,五家荘,五木を経て人吉まで移動する予定だった。しかし,レンタカー屋にスタッドレスタイヤの用意がないことは出発前に確認しており,この雪ではもう夏タイヤでの運転は絶望的である。
あれだけ悩んで,レンタカーに手を出したのだから,もう五木訪問はあきらめなければならないと観念したが,豊肥本線の始発列車に乗れば,五木まで行って帰って来ることができることがわかった。五木の滞在時間はわずかに5分程度と思われるが,ともかく行くだけ行ってみることにした。
宿には明朝5時に発つと伝えておいた。5時に玄関へ降りると,ちょうど女将さんが玄関を開けてくれていた。
横殴りの雪は続き,ところどころに吹きだまりができていた。晴れていれば正面に阿蘇山が見えるであろう県道を,歩いて4km南下する。
JR豊肥本線・内牧駅に到着
始発列車は定刻でやってきた。車窓からは阿蘇山が絶景のはずだが,前回しっかり見たので今日は先を急ぐ。
スイッチバックの立野駅。
少し時間があったので列車を降りて駅に行ってみた。既に窓口が開いており,駅員さんがほうきで階段の雪を掃いていた。
肥後大津から先は電化されており,電車に乗り換えとなる。すぐ向かいに電車が停まっているとはいえ,接続時間1分とは慌ただしい。
電車はロングシートで,窓のない部分には頭当てが取り付けられていた。これはなかなか良いものだと思った。
熊本まで来ると,さすがに雪もなくなり暖かく感じられた。引き続き815系電車で南を目指す。
八代到着。ここでレンタカーの営業所にキャンセルの電話を入れた。これでキャンセル料がかかると言われたらどうしようかと思ったが,こちらから確認するまでもなく「通常ですと半額のキャンセル料がかかるのですが,今日はよろしいですので」と言われた。
八代駅は九州新幹線ができたことにより鹿児島本線の盲腸線のような形になり,やや寂しくなった。
7年前に乗ったときも思ったことだが,球磨川は日本三大急流というのに,どうしても急流には見えない。