祖谷渓の小便小僧
深さ200mの谷に突き出した岩に立つ小便小僧。
観光客が次々に立ち寄り,写真を撮っていた。しかし,「剣山国定公園」の看板を見て,正面の山が剣山だと思い込んでいる老人や,「公園」というのでブランコや滑り台のある公園を想像して谷底をのぞいて不思議がる女学生など,日本三大秘境などど名が知れ渡るばかりにあまり程度の良い観光客は来ないようである。
まだしばらく危うい山道が続いた。こういう土地は路線バスの旅に限る。
旧西祖谷山村の中心,一宇集落。
かずら橋に到着。かずら橋夢舞台という巨大な物産館に興ざめした。
四国に行って来たといえば,まず十中八九は,かずら橋には行ったかと聞かれるわけで,とりあえず今回の行程に無理矢理組み込んだのである。この橋は怖いと聞いていたので,はじめから渡るつもりはなく,見物のみにとどめる。
わざわざかずら橋を渡らなくても,すぐそばの祖谷渓大橋で対岸に渡ることができる。
とりあえず,かずらばし亭というさえないそば屋で遅めの昼食とした。山かけそば600円+ごはん100円。
それにしても,急峻な山肌のすごいところに集落がある。たしかに秘境ではある。
洞窟めぐりバスの看板が出ていたが,いまも運行しているのだろうか。
国宝級の重要文化財の殿堂という祖谷宝物館は閉館していた。
琵琶の滝。
琵琶の滝のほうまで歩いていくと,落ち着いた雰囲気の食堂があった。食事はこっちですれば良かった。
せっかくなのでアユの塩焼きを1本食べた。