駅前ですぐに路線バスに乗り換え善光寺へ。
長野市内をきちんと歩くのは今回が初めてである。
善光寺大門で下車。門前だというのに,洋風の建物もあったりして,函館か長崎に似た雰囲気も感じた。
仁王門。
仲見世通り。
濡れ仏と六地蔵。
山門。
本堂。江戸時代中期に建てられた国宝建造物である。
拝観券を購入すると,畳敷きの内陣に入ってお参りをすることができた。善光寺は仏教の中でも特定の宗派に属さない,非常に懐の深いお寺である。
さらに,お戒壇巡りといって,ご本尊が祀られている瑠璃壇の床下にある回廊へと進んだ。ここは光がまったく届かず,片手で壁をさすり,もう片方の手で前方の障害物を確かめながら,何とか再び明るい世界へ戻ることができた。予備知識がなく,いきなりのことだったので恐ろしい思いをしたが,神聖な体験であった。
忠霊殿。戊辰戦争以来の戦没者の英霊を祀っている。善光寺資料館が併設されており,見学した。善光寺は1400年の歴史があるというが,展示物は概ね江戸時代中期以降のものだった。
重要文化財,経蔵。
善光寺の門前には,いろいろなお寺や宿坊,神社が集まっている。ことらは七福神の一つ,毘沙門天が祀られている世尊院釈迦堂。
東山魁夷館は年末年始の休館に入っていた。残念。
10時を過ぎ,仲見世通りを歩く人も増えてきた。
おやきというと,あんこが入ったものと,多田農園の野菜おやきしか知らなかったが,善光寺おやきは有名らしく,いろいろな種類のおやきがあった。いづみやという店でりんごおやきとのざわなおやきを注文。店先で食べさせてもらったが,とてもおいしかった。
長野駅までは2km程度なので,帰りは歩いていくことにした。小規模な書店や文具店がいくつも残っていたのが,この規模のまちにしては珍しかった。