富良野線

神楽岡 かぐらおか 無人駅
旭川市神楽4条14丁目
昭和33年3月25日開業
標高117m  310人
単線
旭川より2.4キロ
駅前全日食チェーン
国道左7分セブンイレブン
2001.1.6乗車

●旭川→神楽岡の車窓

富良野線は旭川駅の6番,7番ホームから発車する。隣の5番ホームとの間は100mくらい離れており,なんだか富良野線が阻害されているような感じがする。それでも富良野線の利用者は多く,改札が始まると地下通路を全力疾走して列車の席を取り合うのは,もう何十年も連綿と続く光景である。
パワフルなキハ150形気動車が旭川駅を勢いよく発車すると,左に車両の車庫を見て,まもなく半径250mの急カーブで南に向きを変え,忠別川を渡る。アイヌ語のチュプ・ペッは「日の川」の意で,「旭川」の地名の由来になっている。上川神社の下のうっそうとした切り通しをくぐって,いくらも走らないうちに神楽岡駅に着く。

●神楽岡駅

線路がカーブしているところにあるので,列車はかなり傾いて停まる。簡素な駅だが利用者は多く,この種の駅にしては大きな待合室がある。この待合室は20年以上前に住民により建てられたものだが,きれいに使われている。高校生だけでなく通勤客も多いからだろう。
近年は富良野線も混雑が激しく,神楽岡駅では乗り降りに非常に時間がかかることもある。JR北海道のワンマン列車は前乗り前降り方式を採っている。神楽岡で降りるなら,あらかじめ前のほうに乗っておこう。
駅の周りは住宅街だが,少し歩けば見どころは多い。バスの利用も可だが,旭川駅から神楽岡駅まではバスだと列車の10倍くらいの時間がかかってしまう。
私は高校時代に,急歩大会の会場に行くためや,大相撲の旭川巡業を見物するために,神楽岡駅を何度か利用したことがある。
神楽岡はもとの神楽町の中心地で,神楽町は昭和43年に旭川市と合併した。合併時の人口は2万人余りだった。

●見どころ

□外国樹種見本林

駅から約2km。国道を右に1.5km進み左折,美瑛川の河畔。明治31年に植林が始められた。さわやかな雰囲気で,休日にはここでのんびりする人も多い。

▽三浦綾子記念文学館

小説「氷点」の舞台となった見本林に1998年6月オープン。建物は東海大学旭川校の設計で,木を切らずに建てられた。展示をざっと流してみるが,じっくりと見るかは観覧者の興味しだい。じっくり見れば時間はどんどん過ぎていく。三浦綾子さんは開館後の1999年10月に77歳で亡くなった。小中高生は土曜日に入館料が無料になる。(2001.9入館)

900-1700 月休(6-9無休) 大人500円,高大300円,小中100円

■リンク 三浦綾子記念文学館

□上川神社

▽上川離宮予定地

駅から国道と反対側に徒歩10分。明治22年に北海道に離宮を設置すべしという内閣総理大臣の指示が道庁にあり,永山武四郎らにより旭川のこの地が選定された。しかし,札幌の人たちによる大反対が起こって実現しなかった。現在は上川神社の境内に碑が立つのみ。一帯は神楽岡公園という緑の深い公園になっている。

□道の駅あさひかわ

国道を右に2km。2000年10月オープン。

▽旭川地場産業振興センター

道の駅のメイン施設。道北24市町村の特産品が常設販売されているほか,地場産品フェアなどが催されることもある。(2001.8訪問)

900-2100(レストラン1000-1700) 第1水休(レストラン・売店は水休)

■リンク (財)道北地域旭川地場産業振興センター

▽旭川大雪アリーナ

かまぼこ型の巨大な体育館で,遠くからも目立つ。(2000.8訪問)

▽旭川市博物館(大雪クリスタルホール)

新しい博物館。永山屯田兵屋も保存されている。

900-1700 第2・4月休 無料

■リンク 旭川市博物館

□菊の湯

国道を渡ってすぐ右手。立派な銭湯。

1400-2300 無休

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