日高本線
日高三石
- 所在地:日高郡新ひだか町三石旭町
- 開業日:1933(昭和8)年12月15日開業
- 標高:11m
- 配線:単線
- 路程:苫小牧より105.8キロ 日高東別より6.4キロ
- 窓口:無人駅
- 乗降客数:71人(2017-2018年平均),414人(1983年)
- 最終乗降日:2000.2.6下車
●日高東別→日高三石の車窓
第2の山越えで,25‰勾配の頂上をトンネルで越える。まわりは針広混交林の美林で,ほとんど人の手が入っていない天然林にも見える。春にはオオバナノエンレイソウなど咲き誇り,日高線の意外な一面を見せてくれる。また海岸に出て三石到着。
●日高三石駅
旧三石町の中心駅だが駅は市街地の外れにあり,やや寂しい。一時期貨車改造という,町の駅としては寂しい姿になっていたが,1993年に「ふれあいサテライト」という立派な建物になった。キヨスクは廃止された。
もと対向式ホームで,2番ホームも残存している。 三石は江戸時代にミツイシ場所の置かれたところで,古くから函館~三石間の航路があり三石昆布で知られていた。その名残で,いまも日高地方を中心とする太平洋岸を採れる昆布をミツイシコンブと呼ぶ。明治20年代には大塚助吉により競走馬の生産が行われ,大塚は日高馬産の父といわれている。
合併直前の旧三石町の人口は約5,000人。日高路の町の中では地味な印象だが活気があり,列車に乗車してくる高校生の表情も明るく見えた。
●見どころ
特になし。