日高本線
日高幌別
- 所在地:浦河郡浦河町字幌別
- 開業日:1937(昭和12)年8月10日開業
- 標高:6m
- 配線:単線
- 路程:苫小牧より136.9キロ 東町より4.5キロ
- 窓口:無人駅
- 乗降客数:0人(2017-2018年平均),454人(1983年)
- 最終乗降日:2000.8.2下車
●東町→日高幌別の車窓
この区間は日高本線の見せ場といえる区間で,列車は砂浜の上を走り,線路際まで昆布干しの風景が見られる。夏の晴れた日には家族総出での作業となり,車窓からもその作業が間近に見られる。ただ,昆布の天日干しは徐々に少なくなっており,道内で最後まで天日主体の乾燥が行われてきた日高地域でも,機械乾燥との併用が進んでいる。
●日高幌別駅
ホームは島式の片面使用。駅舎はレストビレッジ・シンザンというウェスタン風の建物。中には簡易郵便局やレストランがあり,昼時には食事をする人で賑わっている。近くに駅前旅館もあり,かつては1日数百人の乗降客があったというが,現在の鉄道(代行バス)利用者は皆無に近い。
●見どころ
□郷土博物館
国道を様似方面にに5分。1978(昭和53)年,旧東小学校を改修して開館。「優駿の門」をくぐって入る。展示物が見学者に近い位置に置かれており,手書きの素朴な説明によって,実際その道具がどのように使われていたか理解できる。
□馬事資料館
浦河町で生まれて活躍した競走馬の功績をたたえる記念館。郷土博物館に隣接。
□うらかわ優駿ビレッジAERU
駅から約8km。1998年4月にオープンした「馬」のテーマパーク。大浴場,レストラン,宿泊棟,クラフト工房,おもちゃ館などがある。日帰り入浴も可能でもとは温泉を名乗っていた。宿泊の場合は日高幌別駅まで送迎あり。