沼ノ端 | ぬまのはた | 有人駅(簡易委託) | |
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苫小牧市沼ノ端 | ||
明治31年2月1日開業 | |||
標高6m | 678人 | ||
2面3線 | |||
長万部より144.0キロ 苫小牧より8.8キロ |
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まっすぐ信号右7分セブンイレブン | |||
2000.12.2下車 |
苫小牧の先も日本一の直線区間が続き,日高本線の線路も加わって3本の線路がまっすぐに走る。苫小牧で特急を降りて岩見沢方面の普通列車に乗り換えれば,雰囲気はがらりと変わるが,札幌方面の特急にそのまま乗っていれば,いたってストレートに苫小牧を発車する。まもなく右手に貨物列車のホームが見えるが,これは1999年9月に苫小牧−東京間の超高速貨物フェリーの就航にあわせて新設されたもので,苫小牧−東京間の貨物輸送の所要時間が海と陸でそれぞれ10時間短縮された。また,このホーム起点で道東方面に向かう貨物列車も運行され,札幌経由よりも3時間以上所要時間が短縮された。
左に住宅街を見ながらさらに進むと,右に広大な貨物ヤード跡が広がり,奥にはキハ22形気動車が鎮座している。現在は倉庫として使われているらしい。ここから苫小牧港開発の臨海鉄道が苫小牧西港をぐるりと回りこんで走っていたが,1998年4月に休止となった。
ようやく日高本線が右へ分かれていくと,住宅もまばらとなり,まもなく沼ノ端に着く。
室蘭本線と千歳線の分岐駅。スケールの大きな構内で,上り線は島式ホームとなっているが,これは沼ノ端から鵡川方面に分岐していた北海道鉄道の名残だという。
この種の駅にしては珍しく,分岐駅の役割をしっかりと果たしており,室蘭本線と千歳線の普通列車を沼ノ端で乗り換える客も多く,駅舎には委託窓口がある。実際,苫小牧まで乗ってしまうと乗り換えできないが,沼ノ端で降りれば間に合うこともあるので,時刻表は注意して見たい。
周辺も新興住宅街として開発が進んでいるようで,苫小牧への通勤通学者は多い。駅前広場は広く,タクシーが何台も常駐している。
駅周辺は寂しく,一見何もないようだが,駅前をまっすぐ5分ほど歩くと,片側4車線の広い道路に出て,車が激しく行き交っている。道路沿いにはコンビニのほか,ガソリンスタンドや郊外店があって賑やか。
駅から4km。国道234号を北西に進んで,国道36号に突き当たったところで右折。ラムサール条約登録湿地。淡水・海跡湖で,1981年に日本野鳥の会により,日本初のバードサンクチュアリに指定された。
▽ウトナイ湖ネイチャーセンター
▽野生鳥獣センター
環境庁によって2002年にオープン予定。
▲ | 室蘭本線その2 | −北海道駅前観光案内所− | 遠浅 | ▼ |
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