根室本線

池田 ( いけだ )

  • 所在地:中川郡池田町東1条1丁目
  • 開業日:1904(明治37)年12月15日開業
  • 標高:19m
  • 配線:2面3線
  • 路程:滝川より204.3キロ,利別より3.5キロ
  • 窓口:みどりの窓口あり
  • 乗降客数:514人(2015年),2,116人(1983年)
  • 最終乗降日:2017.10.1下車

●利別→池田の車窓

利別川を渡る。廃止されたふるさと銀河線(もとのJR池北線,国鉄網走本線)は,この利別川筋を遡り,北見に越す路線だった。利別川をはさんで市街地は連続しており,線路が南に大きく向きを変えると池田に着く。

●池田駅

1932(昭和7)年石北線が開通するまで,北見,網走方面へのメインルートだった網走本線の分岐駅で,町の規模の割に駅は大きい。網走本線は1961(昭和36)年池北線と改称し,1989年北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線となったあと,2006年4月に廃止されたが,池田駅には現在も釧路方面の全特急列車が停車する。

名物バナナ饅頭や駅弁の十勝牛ワイン漬ステーキ弁当で知られていたが,現在駅構内での販売はなくなり,駅前のレストランよねくらで製造,販売している。

駅は鳥取の池田侯爵が開設した池田農場にあったことから池田駅と命名された。現在の池田町は1906(明治39)年凋寒(しぼさむ)村として成立し,1913(大正2)年川合村と改称後,1940(昭和15)年町制施行の際駅名をとって池田町と改称している,

1960(昭和35)年から新たな農業開発として,ぶどうの栽培に着手し,1966(昭和41)年ワインの生産を開始。1970(昭和45)年に町営レストラン開設,1974(昭和49)年ワイン城建設,1975(昭和50)年には宿泊施設「まきばの家」がオープン。一村一品の元祖として,十勝ワインはゆるぎないブランドを築いている。

本線から遠く離れたふるさと銀河線用の4番ホーム。現在は使用されていない。
キヨスク。駅弁も扱っていたが,閉店した。
例年4月に駅前で開催される観光オープン式。
駅前のレストランよねくらは駅弁,バナナ饅頭の製造元であるほか,レストランとしても地元の人に人気がある。

●見どころ

□ワイン城

駅裏,約1km。町おこし,一村一品の先駆け。2020年リニューアルオープン。

秋のワインまつりは多くの観光客で賑わい,臨時列車が運転されることもある。

□DCTgarden IKEDA

DREAMS COME TRUEの吉田美和の出身地であることにちなみ,衣装展示や物販がある。ワイン城の入り口付近。

□十勝川資料館

駅から約1km。利別川のほとりにある。体験型展示。平日のみ開館。

▲利別
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