直別 | ちょくべつ | 無人駅 | |
写真なし | 釧路市音別町直別 | ||
明治40年10月25日開業 | |||
標高9m | 12人 | ||
交換駅(対向式) | |||
滝川より257.3キロ 厚内より7.2キロ |
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未踏 |
太平洋に沿って崖の下を走る。並行して走っている道路は国道38号の旧道である。現国道はまだ山側を走っており,直別で旧道と合流する。
太平洋から少し離れて山に入り,短いトンネルをくぐる。直別付近は茫漠とした牧草地,駅の直前で音別町に入る。十勝支庁と釧路支庁の境界は旧国境とも一致しており,さらにさかのぼれば江戸期のトカチ場所とクスリ場所の境界でもあるが,よくわからないところに引かれている。帯広からも釧路からも遠く,役所の目が届かないせいか,国道沿いには怪しい建物が多い。
パステルグリーンのかわいらしい駅舎。この付近の駅に共通した白い鉄骨の跨線橋がある。駅付近は小集落だが,空家も多いようで非常に寂れている。
付近は明治30年に区画測設も行われたが,入植の主要目的は立木の伐採,搬出だった。根室本線は木材の輸送に大きな役割を果たした。しかし,木を切るだけ切って荒れ果てた土地が車窓から見える風景だ。殖民区画が整然とした田園風景を生んでいる石狩平野や上川盆地とは対照的である。
特になし。
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