糸魚沢 | いといざわ | 無人駅 | |
厚岸郡厚岸町大字別寒辺牛村ベカンベウシ | |||
大正8年12月25日開業 | |||
標高3m | 12人 | ||
単線駅 | |||
滝川より365.6キロ 厚岸より10.6キロ |
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2001.7.20下車 |
根室本線の中では3本の指に入るビューポイントである。厚岸を出るとすぐ右手に風光明媚な厚岸湖が広がり,列車は湖岸ぎりぎりを走って見事。さらに線路は別寒辺牛川に沿って別寒辺牛湿原の真ん中を突き進む。ここはたぶん手付かずの自然で,車窓にタンチョウや水鳥が見える。彼らが線路の上に留まって列車が急停車することもある。途中国道沿いに水鳥観察館があって賑わっているが,ちょうど厚岸駅と糸魚沢駅の中間にあって鉄道で訪れるのは難しい。この辺に「別寒辺牛湿原駅」でもつくってもらえないものだろうか。
古い木造駅舎で味がある。門静と同型で同じ時期に建てられたと考えられるが,資料によれば門静は大正6年築,糸魚沢が昭和22年築となっている。恐らくどちらかが間違っていると思われる。ともかく奇跡的に残った従来型の木造駅舎なので大事にしてほしい。駅は国道44号に面しており,門静と似た雰囲気がある。
地形的には陸の孤島のようなところだが,駅北側の丘陵地帯には開拓農家が入植し,昭和8年〜35年には駅の近くに炭鉱もあった。
特になし
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