北海観光節小さな旅行記弟子屈逍遥

弟子屈逍遥 その2

2010年7月18日

12時20分,JR川湯温泉駅到着。バスはここで1時間の大休止をする。

駅のホームにある古めかしい看板は健在。

ここの足湯は小屋の造りが最悪だった。空気をファンだけで抜いているので,熱気がこもり,ファンの音がウワンウワンと耳障りだった。

駅に入っているオーチャードグラスは,昼食をとる人たちで賑わっていた。駅前のアジアン雑貨の店「花花」は,パンが人気で,たいてい午前中には売り切れるとのこと。今日は午後まであったようだが,私の前のお客さんが,残っていたパンを全部買い占めてしまった。

結局ここに1時間もいても時間をもてあましそうだったので,川湯温泉に向けて歩いて出発することにした。今度はガイドさんに,バスには乗らないので定刻に出発するよう告げておいた。

駅前から国道に出て右折すると,まもなく青葉トンネルの入口があった。ここを通っていけば,硫黄山まで900メートルとすぐ。

 

この道は明治時代の軌道跡を利用した遊歩道で,10年前に一度歩いたことがある。といっても記憶が定かではなく,道もかなり草に埋もれていたので,若干不安に感じる場面もあった。

えこパスポートを買うとガイドブックなどいろいろもらえるが,徒歩旅行者にとっては地図が荒くいまいち使えないものだった。せっかくこういういい遊歩道があるのだから,もっと積極的に紹介すればよいのにと思う。

硫黄山到着。卵売りの露天商はついに撤退したようで,静かだった。

硫黄山レストハウス。

ここのお土産屋も,摩周第1展望台同様,高額の木彫りを多数扱っている。

 

昼食は軽くそばでもと思っていたが,ラーメンやカレーなどけっこう重いものしかなかったので,あげいも(200円)と温泉たまご(100円)にした。さっき,いももちを食べてまたいもはどうかと思ったが,いもは主食にもなるそうだから大丈夫だろう。

バスに追いつかれないうちに温泉街に向けて出発する。

このつつじヶ原自然探勝路を歩くのは,5,6回目だろうが,何度歩いても気持ちの良い道である。

ハイマツデッキから,一面に広がるハイマツ林を見る。

温泉街に近づくと,硫黄山のガスの影響を逃れて木々の背も高くなる。

温泉街に着くと,ちょうど屈斜路バスもやってきた。結局バスに追いつかれたが,やはり歩いた方がいろいろなものを見れて良かったと思う。

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