卒業旅行。東北編 3月5日

洞窟,渓谷,冬景色,感動の岩手周遊

行程

乗車区間 発着時刻 交通機関 乗車した車両
北上
一ノ関
624発
706着
東北本線
一ノ関行普通列車
2両編成,1両目,701系
一ノ関
猊鼻渓
712発
752着
大船渡線
気仙沼行普通列車
2両編成,1両目,キハ100-2
柴宿
1007発
1204着
大船渡線
盛行普通列車
2両編成,2両目,キハ100-36

釜石
1215発
1302着
三陸鉄道南リアス線
釜石行普通列車
1両編成,36205
釜石
宮古
1315発
1436着
山田線
宮古行普通列車
2両編成,1両目,キハ100-13
宮古
茂市
1446発
1507着
山田線
岩泉行普通列車
1両編成,キハ52-148
茂市
盛岡
1604発
1752着
山田線
盛岡行普通列車
1両編成,キハ52-155
盛岡
八戸
1918発
2111着
東北本線
八戸行普通列車
4両編成,2両目,クハ700-1031
八戸
青森
2120発
2258着
東北本線
青森行普通列車
4両編成,3両目,クモハ701-1021
青森フェリー(タ)
函館フェリー(タ)
110発
500着
東日本フェリー ばにあ

思い出のアルバム

今日の午前中はドラゴンレール・大船渡線の旅。定番観光地の猊鼻渓駅で下車。猊鼻渓は屋形船で観覧しないと来た価値がありませんが,まだ朝早くて営業していません。涙をのんで幽玄洞に向かいます。
日本最古の歴史を誇る鍾乳洞・幽玄洞。入場料は1000円と高く,入口まで行って引き返すことも考えたのですが,営業時間前に着くと,案内の人が「どうぞ中に入って温まってください」と,ストーブに火を入れてもてなしてくれました。荷物も親切に預かってくれました。これでは引き返すわけには行きませんし,1000円払っても悪い気はしません。北海道の観光地ではなかなか経験できないサービスでした。
幽玄洞から歩いて柴宿駅から乗車。駅の向いには「産直センターひがしやま」という,道の駅のような施設がありました。
大船渡線は気仙沼から先が未乗区間です。私も東北では未乗区間が少なくなってきましたが,やはり始めて乗る線は楽しみです。大船渡線は古く貫禄ある駅舎が残り,周辺も瓦屋根の立派な民家が多く見られました。岩手あたりだと北海道の風景とそんなに変わらないと感じることが多いのですが,大船渡線の車窓風景は,北海道とは明らかに違うものでした。
盛(さかり)駅。ここで三陸鉄道南リアス線に乗り換えます。深く入り組んだリアス式海岸の付け根を縫っていくのですが,車窓からみるリアス式海岸は地図で見るのと異なり,ほとんど湖のようです。
釜石で山田線に乗り換え。釜石は鉄の町だけあって,北海道の室蘭市に良く似た雰囲気です。
釜石−盛岡間の山田線ですが,宮古を境にまったく別の表情を持っています。宮古−盛岡間は私が全国で最も好きな区間です。写真の茂市駅も半年前に降りたばかりですが,どうしてもまた来たくなって,来てしまいました。私も何百という駅に降りていますが,何度も降りてみたくなる駅というのは,そんなに多くありません。 茂市駅から徒歩20分のところにある新里ゆったり館。温泉ではありませんが,大浴場からの眺めは絶景でした。あまり知られていないようですが,おすすめです。東北旅行の際にはぜひ寄ってください。
私がなぜこの辺に惹かれるのか。地形がニニウに似ているからのようです。それにこんな山奥にまだ人が住んでいるところが良いのでしょう。
●感動を誘う山田線の冬景色
山田線はこのあと延々山道をさかのぼって標高751mの区界峠を越えます。太平洋側の宮古は雪が降らないことで有名ですが,峠に近づくにしたがって雪が増えてきます。特に今日は吹雪模様。北海道でもなかなか見られないようなダイナミックな冬景色に,乗客からも歓声が上がり,右へ左へビデオカメラを持って動き回っている旅行者もいました。
盛岡に来てまだ冷麺を食べたことがなかったので,とりあえず駅前の盛楼閣へ。辛さは7段階中の上から4番目(?)の中辛にしましたが,あまり辛くはありませんでした。 盛岡駅でお土産も買って,あとは一路北上。
名残を惜しむように青森駅西口を後にします。今度来るのはいつのことになるでしょうか。

 

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