北海観光節旅行記東日本縦断旅行

赤城南面道路

観音様から参道商店街を下る。

観音様と山頂駐車場を結ぶ参道には,20軒ほどのお土産屋や茶屋が軒を連ねていた。木彫りや埴輪,仮面など個性的な民芸品を扱う店が多かった。東京からも近いことだし,また時間を見つけて来ようと思った。

山頂駐車場から清水寺経由で市街に下る。

 

途中にあった小さな公衆便所。一見廃墟のようだったが,管理している人がいるのだろう,掃除用具やトイレットペーパーも置かれていた。

清水寺。大同3年(808),坂上田村麻呂が京都の清水寺から勧請,開基したと伝えられている。

518段の長い石段で市街地へ一気に下る。

利根川支流,烏川に架かる聖石橋から榛名山を望む。

高崎13:06発→前橋13:20着 上越線・両毛線 小山行き普通列車

観音様から1時間ほど歩いて高崎駅に戻ってきた。次はいよいよ赤城山を目指す。

前橋駅13:27発→富士見温泉13:57着 関越交通 富士見温泉行き

 

現在,赤城山を公共交通機関で訪れるには,前橋からのバス路線が唯一の手段となっている。もとは赤城山の観光開発に深く関わった東武鉄道が前橋駅〜赤城大洞間のバスを運行していたが,平成10年に関越交通に継承されている。

上毛電鉄の中央前橋駅を経て,赤城山を目指す。車内では交響曲が流れていた。

赤城神社一の鳥居は改修のため足場で覆われていた。かつては,ここから赤城山まで有料道路だった。

富士見温泉14:05発→新坂平14:36着 関越交通 赤城山ビジターセンター行き

赤城山へは平日は全便,富士見温泉で乗り換えとなる。

乗客は温泉帰りのお婆さんと私の2人だけだった。

運転手さんは「これから赤城山に行くのですか。かなり寒いですよ。温度の差が激しいから」と,心配そうに話しかけてきた。北海道にいるときと同じ服装で来ているので,寒いのはいちおう大丈夫なはずである。

標高700メートルを超えたくらいから,雪景色となった。

標高約1000メートルの箕輪の集落を過ぎると九十九折れとなり,曲線半径16メートルというような急カーブも現れた。

最高所,標高約1430メートルの新坂平で下車した。

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