函館本線

妹背牛	もせうし	無人駅
		雨竜郡妹背牛町字妹背牛
		明治31年7月16日開業
		標高41ｍ	148人
		複線
		函館より385.7キロ 江部乙より8.4キロ
		駅前7分セイコーマート
		2001.1.6下車

●江部乙→妹背牛の車窓

滝川から妹背牛まで線路は完全に直線である。相変わらず左手に美しい水田が広がる。右にはイルムの山々が見え始め，山腹には丸加高原にはコスモスが咲き乱れるが，列車の旅では訪れにくい。やがて上下別線のトラス橋で石狩川を渡る。おおむね石狩川に沿う函館本線だが，旭川までに石狩川を渡るのは2回だけで今回がその1回目である。
石狩川を渡って妹背牛町に入ると，これまで線路に直行していた水田の畦が斜めに傾き，若干雑然とした印象となって妹背牛駅に着く。

●妹背牛駅

駅周辺には農業倉庫が並び，典型的な農産物の集積地という感じである。駅前の商店街も往時のまま残り，街頭放送とあいまって，北国の田舎の街らしい良い雰囲気を出している。
駅構内はやけに広いが，これはもともと妹背牛が留萌本線の起点として計画されていたからだという。
駅舎は1989年に建て替えられた。無人駅だが待合室にストーブがある。人口4000の町の中心駅にしてはずいぶんと寂しい。温泉もあるので途中下車でぜひ降りてみたい駅のひとつだ。

●見どころ

□妹背牛温泉・ペペル

駅前まっすぐ徒歩15分。数少ない源泉かけ流しの日帰り公共温泉施設。充実の浴槽。アイヌ語で"ペ"は「水」,"ペル"は「泉」を表す。市街地に近く，混雑しがちだが，天井の高い浴場は開放感があり，本物の湯は気持ち良い。浴場に飲泉用の蛇口がある。屋根付露天岩風呂あり。

日帰入浴1000-2200　無休　500円

□郷土資料館

昭和6年建築の旧役場庁舎。フランス風の建物。

1000-1600　月・祝翌休　無料