函館本線

深川 ふかがわ 有人駅
深川市1条9番4号
明治31年7月16日開業
標高51m  3094人
3面4線
みどりの窓口
530-010
函館より392.9キロ
妹背牛より7.2キロ
駅前ローソン
2002.2.11下車

●妹背牛→深川の車窓

妹背牛を出ると右に大きくカーブを切り,再び殖民区画に直行して走る。どこまでも続く水田は見事。左手を流れる水路は大正用水と呼ばれ,大正5年に約70万の巨費を投じて竣工したもので,周辺の水田化に大きく寄与した。線路に並行する道路は右手に川1線,川2線・・・,左手に山1線,山2線・・・と変わった名前の付け方がされている。右に並走する道路が基線で,現在は主要道道47号深川雨竜線に指定されている。深川雨竜線は石狩川右岸の動脈で,妹背牛,深川,納内という市街を有する。対して左岸の動脈は国道12号で,江部乙,音江という市街を有する。国道のほうが建設年代が古く,石狩川への架橋や泥炭地を避けるため南側の丘陵ルートを取ったのだろうが,鉄道沿線のほうが栄えている珍しい例である。
深川留萌自動車道が真一文字にオーバークロスするとやがて左手に拓殖大学短期大学の校舎が見え,留萌本線が左後方から合流してくると深川駅に到着する。

●深川駅

深川も道内では特に知名度の低い市で,深名線があった当時は一部の鉄道ファンが乗り換えのために下車する程度で,観光客には無縁の駅だったと思われる。それが1999年に留萌本線の恵比島駅がNHK朝の連続テレビ小説「すずらん」のロケ地となり,SLすずらん号が運行されるに及んで,深川駅はにわかに活況を呈した。待合室には新たに駅弁屋が出店し,「番屋めし」「御寿司」「ウロコダンゴ」などを販売している。特にウロコダンゴは小沢駅のトンネル餅や野幌駅の煉化もちに匹敵する名物お菓子で,一度買ってみる価値がある。
駅舎は物産間を併設している。

●見どころ

□深川市生きがい文化センター

駅から1.5km。駅前の道道を右折。青少年科学室,郷土資料館,図書館など。1978年に発見されたフカガワクジラの標本を展示している。

1000-1700 月・第4日・祝休 無料

 

留萌・増毛方面においでの方は留萌本線にお乗換えください。

妹背牛 北海道駅前観光案内所 納内