釧網本線

(臨)原生花園 げんせいかえん 臨時駅
斜里郡小清水町字小清水
昭和62年7月1日開業
標高 m  人
単線
網走より16.9キロ
北浜より5.4キロ
1996.8.5下車

●北浜→原生花園の車窓

北浜を発車するとまもなく濤沸川を渡る。冬になると河口には白鳥が飛来する。海側は起伏に富んだ砂丘で,これがまさに小清水原生花園である。単なる雑草地に見える時期もあるが,初夏には一面にオレンジや黄色の花が咲き乱れる。
北浜からは山側も視界が開けてきて,茫漠とした湿地に,トーフツ湖が横たえている。線路と道路以外に人工物は何もない。

●原生花園駅

例年5月から10月に開設される臨時駅。既に仮乗降場として昭和39年に設置されている。
駅のすぐそばが天覧ヶ丘という,小清水原生花園のメイン観光スポットで,駅から10分もあれば一回りして戻ってこられる。花があればゆっくりと見たいが,多くの観光客が訪れる8月には,主な花の時期が終わってしまっている。
駅舎では駅員の服を借りて記念撮影できるはず。1999年に駅に隣接して小清水原生花園インフォメーションセンターが建てられ,上の写真とは様子が違っている。
濤沸湖や斜里岳を眺めながら,隣の浜小清水まで歩いて行くのもいい。浜小清水まで砂丘沿いに遊歩道があると紹介しているガイドブックもあるが,そのような道は見当たらず,国道を歩いて行くことになる。

●見どころ

□小清水原生花園[道名勝]

濤沸湖とオホーツク海にはさまれた砂丘に約8kmにわたって続く。6月中旬から7月いっぱいが最盛期。駅の近くにある天覧ヶ丘は,昭和29年に天皇陛下が立ち寄られたところ。(H8.8訪問)

▽インフォメーションセンターHana

1999年オープンの立派な施設。大画面シアターなどで原生花園の花,自然を紹介している。花や流氷をバックに合成写真を撮るコーナーが人気。
830-1730(5-9),900-1700(10),930-1600(11) 100円

□展望牧舎

国道を浜小清水方面に徒歩10分。ドサンコの集まる牧舎が展望施設にもなっている。(H8.8確認)

□濤沸湖

最大深度わずか2.5mの淡水湖。国道からも良く見え,自然豊か,明るい雰囲気の湖。野鳥が宝庫でオオハクチョウは10-12月と3-4月に飛来。(H8.8確認)

北浜 北海道駅前観光案内所 浜小清水