3. ニニウワークショップ
●12:10 道の駅出発
村のバスで道の駅を出発。
途中,鬼峠の新旧入り口などを見ながらニニウへ向かった。
赤岩橋から先,ニニウまでは工事のため通行止めだったが,今回のフォーラムのため,バスのみ特別に通行を許可してもらえた。
●12:30 ニニウワークショップ
新入小学校・中学校跡に到着。午前中にドラマなどを見ただけに,ここがニニウかと,参加者も感慨深げ。
スノーシューを履いて散策を開始。
新入小学校・中学校。廃校後しばらくは林間学校として活用され,つい数年前まではトマムリゾートのホタル観賞ツアーのミーティング会場としても使用されていた。
校舎は数度にわたり増築されているが,古い部分から倒壊が始まっている。
しばし校庭を散策。
林道は通らず,川沿いを歩いて会田さんの家まで行くことになった。
50年前の記憶がよみがえる持田さん。竹のストックも粋である。
思いのほか気持ちの良い川辺の道だった。以前からコアなニニウファンにには知られていた場所だという。その昔は,逢引きスポットとも。
途中に,現在は川でも道でもないが,明らかに何かの跡と思われる木のトンネルがあった。
旧会田邸に到着。
残るべくして残ったとも思える,ニニウで唯一原形をとどめている農家の廃屋である。
住宅の前にあった大きな木は,在来の樹種ではないことに気が付いた参加者がいた。ストローブ松で樹齢50年くらいではないかという。一般住民が通常手に入れることのできる木ではなく,営林署の植樹祭で記念品として配布されたものである可能性もあるという。いつか廃屋が朽ちてなくなったとしても,こうした木がそこに人が住んでいたことを何百年か先まで伝えてくれるのだと思うと,感慨深いものがあった。
この枕木は,道東道の占冠トンネル工事で使われたトロッコのものだという。観光協会のKさんが,占冠トンネルには本坑に並行して避難坑が掘られていて,この枕木はその避難坑に使われていたものだと絵を描いて説明してくれた。
20万分の1地勢図で位置を確認する参加者。