ご存じ,道道クチョロ原野塘路線。この道もけっこう交通量が多い。今日は路面が乾燥しているので車の巻き上げる土ぼこりがすごい。歩いている人やレンタサイクルでまわっている人は気の毒である。
晩秋の賑わいを見せるコッタロ第1展望台。
この展望台は,階段で一直線に登るので息が切れる。展望台というのはどこもいくらか歩いて登らなければならず,いくつも続けて登ると体力的に大変である。今日はさながら展望台地獄である。
コイン式の双眼鏡は必要だろうか。
釧路湿原の最奥地,コッタロ湿原。
道道沿いに駐車スペースがあるだけで,眺めは特別なものではない。
いままでどうしても発見できなかった第3展望台。今日も一度通り過ぎてしまったが,自転車が置いてあり,上のほうから話し声が聞こえてきたのでここに違いないと思い探索開始。
展望台登り口。
かすかに踏み跡がついている,いや気のせいかもしれないと,不安に思いながら丘をぐいぐい登る。
頂上に出ると一気に視界が開けた。お見事。そこにはさっきの自転車でやってきたとみられる大学生の2人連れがおり,きゃっきゃと喜んでいた。
湿原の北の丘陵を横断し,鶴居村へ向かう。
牛さん | 馬さん |
一直線に道道が貫く鶴居市街。この道路には「たんちょう舞ろーど」という愛称が付いている。
鶴居市街には「食堂せつり」「食堂鶴」「HOTEL TAITO」という3つの大きな食堂がある。いずれも風格に満ちており,「本物の食堂」といった感がある。小さな村だけに基本的に「何でも屋」であり,昼間から飲んでいるオジサンから,ファミリー,2人連れ,観光客,官僚の接待まで,あらゆるニーズに応えられる包容力を有している。専門店化が進んだ都会のレストランにはない雰囲気だ。
「食堂せつり」は本来蕎麦屋であり,畑でソバを作るところから自前でやっているというこだわりようだが,蕎麦はあまり好きでないのでいつも丼物を頼む。今日はだいぶんエネルギーを消費したのでカツ丼にした。これがまた食べ心地のよい逸品だった。
釧路市とは合併せず,自主独立の道を選んだ鶴居村。村の施設を見るとその理由がわかるような気がする。
1999年にオープンした図書館と郷土館からなる複合施設。一時期テレビコマーシャルでも宣伝していた。
右手郷土館,左手図書館。 | 入館者はめったにいないが,約10台のテレビモニタが延々と映像を流している。展示は充実しており,全体の7割くらいが酪農関係で,残りが郷土資料とタンチョウ関連。 | こちらも利用者は少ないが,充実した蔵書を持つ図書館。 |
役場正面からふるさと情報館を経て,「らくらく館」(鶴居村農畜産物加工体験施設)につながる散策路。中央には人工の川が流れている。左手に立ち並んでいるのは村営住宅。こんな村営住宅なら住みたいと思う人は多いのではないだろうか。
役場裏手の商工会前に展示されている車両。保存状態は良好である。
ここで一休止,温泉に浸かる。