なまら北海道だべさ主催
2006年2月25日(土)
陸別駅では定期列車同士の行き違いがあるので,われわれの列車は3番線に待避しなければならない。
列車はまず通常下り列車が使用している2番線に入った。その後運転士が後方に移動し,旗を持った誘導員により分岐機のはずれまで移動。誘導員が転轍てこを操作し,3番線に入線した。
移動式の列車停止位置目標の出番となった。
車内では小さな鉄道博物館さんのご厚意により,運転士用のダイヤと使用済みのオレンジカードが全員にプレゼントされた。私がもらったのは1993年のザキハ56,ザキロ29使用の臨時列車9403D,8414Dという珍しいもの。
オレンジカードの裏を見ると「北海道ちほく高原鉄道株式会社A賞」という付箋が貼ってあった。
陸別駅では小さな鉄道博物館さんの特別展示ブースがお目見え。ここで賞品を引き替えてもらった。
A賞は1989年8月6日改正のふるさと銀河線2分目ダイヤだった。この改正はふるさと銀河線発足の2ヶ月後に実施された白紙改正で,列車本数が26本から39本に大幅増発されたのである。これは貴重なものをいただいた。
「心に刻もう!ふるさと銀河線の会」による銀河線グッズの販売ブース。我々のために特別に出店してくれたもので,ほんとうに感謝感謝である。
絵葉書3枚セット(チラシ付き)300円。
さよならふるさと銀河線カレンダー,1200円。予想外に売れ行きが良く,現品限りとのことだった。
駅窓口もわれわれのために特別営業。3月18日以降は廃線前の需要に応えて土日も営業するそうだ。
2月20日に発売されたばかりのDVD。4000円。DVD本体よりも附録の冊子の方が気になって購入したのだが,内容は見てのお楽しみとだけ言っておこう。
窓口では,みな思い思いに記念の乗車券を求めている。やはり分線や川上を発着駅に選ぶ人が多い。私は塩幌までお願いしたら,判子がなく手書きになった。
出札補充券でとお願いすると,このような切符も出してくれる。これはTCEさんにご教示をいただいて知った。様式はJRに準じているが,地紋がちほく高原鉄道の社章になっている。このほか,料金専用補充券や往復乗車券,回数券もそれぞれ専用の様式を備えているとのこと。
15時53分からは,本日最大のイベントとされる3列車の交換が始まる。
緊張した面持ちで列車の到着を待つ参加者たち。
左1番線:池田行き普通714D,中央2番線:北見行き快速銀河701D,右3番線:団体列車9715D。3列車が並ぶのはもう2度と見ることはできないかもしれない光景である。
定期列車の交換が終わるとまもなく,われわれの列車が再び転線作業を始めた。どうやら本線から3番線に直接発着することはできないらしい。
タブレット交換のパフォーマンス。
「心に刻もう!ふるさと銀河線の会」の方をはじめ,今回お世話になった方々と記念撮影。