道路沿いにはくだものの直売所が並んでいた。秋になればもう少し活気づくのだろう。
正面のトンネルが昭和59年に開通した神居古潭トンネル。トンネルに入らず左手の旧道を入ったところに名勝・神居古潭がある。
神居古潭とは旭川の入口にある峡谷で,この峡谷の存在が,札幌と旭川を実際の距離以上に隔てているといわれる。カムイコタンはアイヌ語で神々のいるところという意味だが,ここでの神とは魔神であり,アイヌの時代から交通の難所だった。
旧神居古潭駅前の商店。かつてはお土産屋が軒を連ねていたが,もうずいぶん前からこの1軒だけになっている。1人で店を切り盛りしている奥さまはテレビにもよく出ている有名人で,今日も元気にトーキビを茹でていた。
神居古潭といえばこのつり橋。明治の頃には岩に結んだ針金で吊った橋で,1度に4人しか渡ることができなかったというが,今の橋は99人まで渡ることができる。
神居古潭駅は昭和44年に函館本線の路線切り替えによって廃駅になった。駅跡には明治43年に建てられた駅舎とホーム,それに蒸気機関車3両が保存されている。
サイクリングロードは納内方面通行止めのお知らせが消されており,通ることができたようである。逆に伊納方面に通行止めの看板が出ていた。
昭和25年から北海道中央バスが運行を続けている同社屈指の名門路線。
ドライブイン・神居古潭.は跡形もなくなり,跡地には平成12年に夢殿観音が移設された。バス停の名前も「ドライブイン前」から「夢殿観音前」に変更されている。