北海観光節小さな旅行記コレゾ旭川

北海道伝統美術工芸村

「ゴルフ場入口」で下車。北海道伝統美術工芸村は旭川随一の観光地なのにもかかわらず,こういう半端なバス停しかない。

 

3つの美術館からなる北海道伝統美術工芸村。ここは初訪問である。

メインの優佳良織工芸館。優佳良織(ゆうからおり)は昨年11月に亡くなられた木内綾さんが創作した織物で,北海道の自然をテーマにした鮮やかな色彩が特徴である。ミュージアムショップが充実しており,優佳良織のスーツやネクタイまであったが,全部手織りなのでそれなりの値段がついていた。

国際染織美術館はペルシア絨毯など,世界中の高級な染織物を展示している。旭川にこれだけのコレクションがあるとは驚いた。豪華ながらも重苦しい色合いの織物が続いた後,最後で日本の着物が展示されているのだが,その色鮮やかなこと。あらためて日本の着物の美しさを実感した。

雪の美術館は平成3年開館。結婚式場にもなる教会風の美術館で,隅々まで贅を尽くした建物だった。

次は嵐山公園に向かう。直線距離で2.5kmほどだが,まっすぐに結ぶ道はなく,若干遠回りをしなければならない。直接行き来するバス路線もないので歩いていくことにした。

 

昭和32年開設の旭川ゴルフ倶楽部。春うららかな連休中日とあって,お父様方で賑わっていた。

地図に沿って最短経路を進むと,だんだん道が怪しくなり,ついに行き止まりとなった。やむを得ずさらに1kmの迂回をする。

産業廃棄物処理場 西部下水処理場

市街化調整区域特有の殺伐とした風景の中をひたすら歩く。

そんな中にも開拓時代の面影を残す美しい農家を見つけてほっとした。

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