北海道のクリスマスイルミネーションといえば,何と言っても札幌と小樽,函館が有名で,旭川にクリスマスの名所があるのかと問われても思い当たるところがなかった。ところが,調べてみると旭川でもけっこうイルミネーションに力を入れているようなので,今日は市内のクリスマスの名所をひととおり巡ってみることにした。
今日は毎週買い物に出かけているところを巡るだけなので旅とは言い難いが,一応旅の雰囲気を出そうということで,旭川追分から散策を始めることにする。
旭川追分はかつて旭川電気軌道の車両基地があったところで,ここで東川線と東旭川線が分岐していた。電車の廃止から10年を経た1983年,車両基地跡地付近に旭川電気軌道系列の旭友ストアーがオープン,さらにその翌年にはダイエー旭川店がオープンしている。その後ダイエーは2005年9月に閉店し,店舗は旭友が吸収,現在はアモールショッピングセンターとして市内有数の大型スーパーになっている。
旭正農協の店舗は100円ショップになっていた。
東町小学校のグラウンドに沿って延びる妙な道路。これが軌道の跡であろう。道路の脇には当時からのものと思われるレンガの倉庫も残っていた。
ここから電車の終点,四条駅跡まで1km余り歩く。
旭川四条駅界隈。
ガード下の食堂は健在。まだ16時過ぎだというのに,中はけっこう賑わっていた。JRの旭川四条駅は無人駅になったが,待合室に暖房が入っているのが救いだ。鉄道の高架化から35年を経て,病院銀座と呼ばれた周辺の景色も一つの時代が終わったような感があるが,最近父も旭川の病院に通うようになり,このあたりの食堂でラーメンを食べることもあると聞く。
旭川四条駅16:16発の普通列車に乗車。
4分で旭川駅到着。ホームには今年立ち食いのラーメンが登場して話題を呼んだ。