北海観光節小さな旅行記トナカイとクリスマス

トナカイとクリスマス その7

2009年12月20日

ゆめ地創館から徒歩でトナカイ観光牧場へ。気温はマイナス9.6℃と冷え込んできた。

先ほどのカレーがあまりにもおいしかったので,ここで早めの夕食とした。このカツラーメンもどっしりとしていて,寒い中を歩いた後に食べるのには最高だった。

トナカイさんも昼間の勤めを終えて夕食。

 

牧場内にも電飾が灯された。

16時30分からは花火大会が行われた。

最後に子供たちはサンタクロースからプレゼントをもらって家路についていた。

今年は11年ぶりに復活した原宿表参道のイルミネーションも見に行ったが,東京のクリスマスイルミネーションは華やかなだけで何か満たされないものがある。一方で今日は,何はともあれ誰もが幸せを感じることができるという本当のクリスマスを見たような気がした。

レストハウスの前には町の無料送迎バスが停まっており,幸せそうな親子の姿が車内に見えた。私もこのバスに乗って,幸せを分かち合いたい気持ちは山々だったが,それはいつか家族を持ったときまでお預けにすることにした。

トナカイ観光牧場前16:53発→豊富駅17:16着 沿岸バス 豊富駅行き

再び沿岸バスで北へ向かう。乗客はほかにいなかった。

豊富駅到着。留萌を出発したバスは,約4時間をかけて160kmを走破し,運賃表示器も満杯に近い状態になっている。

豊富駅に掲示されていた萌えっ子フリーきっぷのポスターは,「豊富町へようこそ」と書かれたオリジナルバージョンだった。

豊富18:02発→名寄20:50着 宗谷本線名寄行き普通列車

この列車は,名寄で乗り換えて旭川までたっぷりと汽車旅が楽しめる。全区間通して乗客は少なく,ひたすら闇の中を走るという,汽車旅派にとっては至福の列車である。

途中,対向列車の遅れにより,名寄に30分遅れで到着。名寄駅では今年6月限りで,99年間駅弁を販売してきた角館商会が閉店した。こだわりのある駅弁屋さんだっただけに,大変惜しまれる出来事だった。

名寄21:56発→旭川四条23:23着 宗谷本線 旭川行き普通列車

宗谷本線の上り最終列車。

旭川四条駅で今日の旅は終わり。

旅行記終了。読んでいただきありがとうございました。

北海観光節