ザ・タワーから連絡通路を歩いて交流会の会場へ向かう。途中の木の動物たちには仲間が増えていた。
歩くこと5分,一般の宿泊客で賑わう,ビュッフェダイニングhal(ハル)を通過。
我々の会場は,ホテルアルファ・トマム6階の「メイフェア」。3年前の太平洋島サミットでは本会議場として使用された,格調高い宴会場である。
ホワイエでウェルカムスープをいただいた。昨年と同じく,ばんえい競馬場の麦わらを使って育てられた十勝産マッシュルームのスープである。
18時ちょうど,ドアが開き,ワインなど好きなドリンクを手に取って,会場に入る。
乾杯のあいさつは,浦河町ぱんぱかぱんの以西さん。トマムリゾートで働く一部の人たちにとって,伝説的なパン屋さんだったそうで,山本さんも感無量の様子だった。
今日の素晴らしい料理を作られた,星野リゾート・トマムの八巻純平シェフ。昨年に続き,今年もまた八巻シェフの料理をいただけるとは思っていなかった。
続いて,鹿肉を獲った高橋勝美さんの挨拶。
交流会のはじまり。
北海道産極銀鮭のソテー ほうれん草ときのこソースで |
イタリア産プロシュートイベリコ豚のサラミオリーブ盛り合わせ | 真狩村ハーブポークのサルシッチャのグリル |
江頭さんのキャベツと鶏肉のニース風 | 占冠村産のエゾ鹿肉のロース 赤ワインソースで |
北海地鶏の胸肉のスモーク 熊崎さんのニンニク共に |
真狩村産ハーブポークのサルシッチャと大根の入ったコンキリエ | 新得共働学舎のチーズと占冠村産枝豆の入ったリゾット | 十勝牛のミートソースのタリアテッレ"ボローニャ風" |
野菜のマリネ"熊崎さんちの坊ちゃんかぼちゃ" | 野菜のマリネ"占冠の玉ねぎ" | 愛別産きのこのソテー |
南富良野"作倶楽"の野菜を使った自家製ピクルス | 野菜のマリネ"南富良野のむらさき大根" | 富良野山本農園のシシリアンルージュカプレーゼ |
トマムいえども,いつでもこのような料理を味わえるわけではない。今日は八巻シェフの本領発起ともいえる料理を堪能できる貴重な機会である。
占冠にとって,村の野菜がトマムリゾートの食卓に上るということは,長年の悲願だったはずだ。リゾート開業後,30年ほどの間に農家の数は10分の1くらいになってしまったのではないかと思うが,残った数軒の農家で収穫された野菜が,このような素敵な形でパーティーの主役になるとは夢を見るような思いであろう。
大きなガラスのテーブルに盛り付けられたサラダプレート。その華やかさに参加者たちは見とれていた。