道の駅からまた歩いて温根湯バス停に戻る。このバス停には旭川〜北見間の特急石北号と,旭川〜釧路間のサンライズ 旭川・釧路号が停車する。
北海道きつね村。ここは現役である。
そこからいくらも離れていないところにある,くまがい北きつね牧場。季節営業だが,ここも現役である。
大雪カーパークみかみ。現役のドライブインである。
イトムカ鉱山跡。水銀の鉱山で,かつて5000人が住んでいたという。現在は水銀の処理施設として知られている。巨大な選鉱場は国道からも見ることができる。
イトムカ鉱山跡を過ぎると,石北峠に差し掛かる。水芭蕉の見事な群生地があった。
石北峠は森が黒く,暗さでいえば北海道随一だろう。それでも,いま時期は木の葉が茂っておらず,奥入瀬渓流のような爽快な渓流を車窓に見ることができた。
新道から眺める深い山並み。
石北峠の売店は焼失によりまったく寂しくなった。右の写真は2002年7月撮影。
大雪湖。
バスのテレビでは,幸福の黄色いハンカチをやっていた。
温根湯温泉から1時間ほどで層雲峡温泉に着いた。バスはターミナルに乗り入れ,1名が下車した。
陸万観光センター跡。北見,網走方面の都市間バスがここで休憩時間を設けており,往年のドライブイン雰囲気を味わうことができたが,昨年11月から休業しており,バスも立ち寄りを取りやめている。
上川駅前到着。以前は国道沿いの上川ポンモシリに停車していたが,陸万観光センターの立ち寄り取りやめにより,上川駅前の森のテラスバスタッチに乗り入れるようになった。ここで5分の休憩となる。
私はここでバスを下車し,JR石北本線に乗り換えることにした。鉄道とバスが両方あるなら,やはり鉄道を優先したい。
駅前ががらんとした上川駅。
熊の置物と,いまはほとんど使われていないであろう団体専用改札口が,大雪山国立公園の玄関口であることを感じさせてくれる。
ホームに咲く水仙の花がうれしい。
旭川四条駅に到着。これで本日の旅は終わり。
読んでいただききありがとうございました。