北海観光節小さな旅行記芦別の北のほう

芦別の北のほう その6

2014年5月18日(日)

芦別温泉14:50発→旭14:55着 空知交通キラキラバス 芦別駅前行き

芦別市街と芦別温泉の間は,空知交通のキラキラバスが1日に3往復している。カナディアンワールド営業最終年の1997年には北海道中央バスが11往復,翌1998年時点でも8往復の便があったのだが,2008年に北海道中央バスの芦別営業所が廃止されると同時に,空知交通に移管。いまどき珍しくホームページに時刻表の掲載がないなど,公共交通としての便は著しく衰退している。それでも日帰りの入浴客が多く乗っていた。

芦別温泉の次のバス停は「油谷」。かつて郵便局や消防のあった街の中心部だが,今もわずかに民家があった。


ミリオン最新道路地図帖(東京地図出版,1966)

油谷からは隧道を経て上芦別駅に専用線が入っていたようである。バスの車窓からも軌道跡と思われる遺構が見えた。

「旭」バス停で降車。砂金掘りで開拓がはじまり,のちに盤ノ沢の炭鉱開発の拠点として発展した集落である。

バス停から学校跡に至る橋は落橋していた。地図に載っている橋が落ちているなどという光景は,これからどんどん増えていくのだろう。

いったん野花南方面の道道に入り,旭ヶ丘公園に裏手からアプローチする。この何となく趣のある道は,芦別市街から渡船を経て旭地区を結ぶ旧道だったようである。

旭ヶ丘公園に着いた。ここはもう25年ぶりくらいでの訪問である。

当時,小動物園があったのを覚えている。さすがにもうなくなっていると思っていたが,いまもまだ残っていると知って驚いた。

ポニーは厩舎の中にいる様子。

 

猿山もバリバリ現役だった。温泉があるわけでもないので寒そう。

サルのおやつは1個100円。サルの健康管理のために1日の販売個数を制限しているとのことだったが,今日は何人が買い求めたのだろう。

 

シチメンチョウ,白鳥の仲間。

5角形のオシドリ舎。

 

ウサギ。

モルモットは少し増え過ぎのような気がする。

 

キンケイとキバタン。

動物園としてもなかなか見ごたえがあり,もっと知られても良い場所だと思った。

これもあまり知られていないが,富良野芦別道立自然公園の一施設としても位置づけられている。

公園の出口からはホテル五重塔が見えた。これから北の京芦別方面を経由していよいよ芦別市街に入る。

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