バスの時間まであと1時間弱。時間の限り残りの散策路を歩いてみる。道道沿いの湯の沼からワサビ沼を目指す。
埋もれつつある木道。この辺の木道はだいたい複線になっている。
キノコとスミレ。
自然の中にあって不自然さのあるこういう道は,心地よくない。
道の真ん中に水芭蕉。
水没気味の木道。
湿原の中の十字路。
案内図では「ロータリー」と称していた。
湿地帯のため,木も深く根を張れないようだ。板状に広がった根が,根こそぎ地面から引きはがされて倒れている様子を,いくつも目にした。
冬はクロスカントリーコースになるためか,幅の広い橋が架けられていた。
結局,ワサビ沼には到達できず,途中にあるはずのカモ沼も見つけられず,時間切れのため引き返すことにした。
旭川行きの始発便。車内は7〜8割の席が埋まっていた。
バスはこの後,空港に向かうので,東川市街の道草館で下車。
相変わらず賑わっている道の駅。
昼食は,道の駅裏手の蝦夷ラーメン。12時前から店の前で行列ができていて驚いたが,少し待てばすんなり入ることができた。
このラーメン屋さん,おそらく子供の頃,家族で外食をした回数としては最も多い店ではないかと思う。もともと自動車整備工場の敷地内にあったはずだ。
今日訪れたのは,実に27年ぶり。店の人も代替わりしたようで,前は別の場所にありましたよねと尋ねると,もう20年以上前のことではないかしらという。
30年前にもあったはずの蝦夷ラーメン。今となっては少々重たいが,今日は朝からだいぶん歩いたのでちょうどよいくらいだった。
旭川行きのバスまで30分弱あるので,市街地を少し歩いてみる。こちらは旧役場庁舎を利用した郷土館。
館内には旭川電気軌道の電車が丸ごと展示されていた。
東川町文化ギャラリー。東川の写真文化の中心となる施設。
来たときと同じ60番線のバス。
1泊2日の旅行は終わり。家から30kmあまりで,これだけ回れる場所があることは幸せに思わなければならない。