その1(本ページ) | キトウシ山へ |
その2 | キトウシ高原ホテル,展望閣 |
その3 | クラフト街道,北の住まい設計社前半 |
その4 | 北の住まい設計社後半 |
その5 | SEA TO SUMMIT環境シンポジウム,笹寿司 |
その6 | 旭岳山の祭り |
その7 | ヌプリコロカムイノミ |
その8 | 姿見の池 |
その9 | 勇駒別湿原,コマクサコース |
その10 | ナナカマドコース,見晴台 |
その11 | 湿原の十字路,蝦夷ラーメン |
北海道の夏至は,2時過ぎにはうっすらと明るくなり,夜は8時でもまだ明るい。逆に冬は日が短いだけに,日の長さのありがたみを感じる季節である。夏至に行われる祝祭として,北海道では当別スウェーデンヒルズの夏至祭が有名だが,今年は夏至が週末に重なるということで,稚内市では初めて「白夜祭」が行われるという。そして近場では,東川の北の住まい設計社で夏至祭が行われる。
この日東川では,カヤックや自転車で北海道最高峰の旭岳山頂を目指すSEA TO SUMMIT,そして旭岳の山開きである「旭岳山の祭り」も行われるなど,イベントが目白押しである。
旭川市の隣にある,人口8000足らずの東川町は,この数年にわかに注目を集めている。町に上水道がなく,全戸が大雪山の伏流水を使用しているという水の良さに惹かれて移住する人も多く,「チビスロウ」は2011年から2年続けて東川特集号が出た。2012年にはアウトドア用品のモンベルが東川に出店し,訪れる人が一段と増えたという。「北海道じゃらん」は今月号で「東川7つの幸せスポットめぐり旅」という特集を組んでいた。
一度じっくりと東川を訪れたいと思っていたので,訪れるならこの機だと思い,夏至の東川を歩いてみることにした。
東川の中心部へは,家から歩いて10分のバス停から20分足らずと,意外と近い。かつては電車が通っていた道路をバスで行く。
道の駅ひがしかわ「道草館」前のバス停に到着。道草館はまだ開館前。
まずは北の住まい設計社を目指す。オープンは10時。ここから約8kmあるので,歩いて行けばちょうどよい時間に着くはずだ。9時まで待てば,道の駅のレンタサイクルを使えるようだが,自転車だと景色をよく見れないので,やはり歩いて行くことにする。
貫禄ある東川小学校。秋には新しい校舎に移転することになっている。
こちらが新築中の校舎。いろいろ新しい取り組みがなされている校舎なので,子供のいる人たちにとっては,また東川の魅力が増すだろう。
西4号道路を直進する。キトウシ山が近いように見えて遠く,突き当りのT字路まで4kmある。
一帯はもともと上川百万石の一角をなす豊かな水田地帯で,縁側のある家,土壁の納屋などが現役で点々と残っている。
25分ほど歩き,だいぶんキトウシ山が近くなってきた。山の上の方には展望閣も見える。ここまで来たらせっかくなので,展望閣に上がってみようと思う。
なお,夕方になれば概ね1時間間隔で北の住まい設計社まで行くバスが走っているので,時間にこだわらなければ,バスで行って1時間くらい買い物をして戻ってくるということも可能である。
東川第二小学校を中心とした通称北立市街地。水田の中には新興住宅街も形成されていた。
最近では珍しい,擬宝珠のある橋を渡る。
水田発祥の地の碑。この辺は富山県人により開拓が行われた地域だという。
道の駅から40分あまりで突き当りのT字路に着いた。
突き当りの神社は「富山神社」といって,拝殿,本殿のある立派な神社だった。神社の前は,子供のころから100回くらいは通ったことがあると思うが,境内に入ったのは初めてだ。