道道の南側のエリアに入り,昨日の祭り会場の跡へ。
この旭岳青少年野営場からは,天人峡へ道が続いている。距離は5.5kmとある。天人峡への路線バスがなくなった現在では,天人峡への最短アクセスルートであるが,歩道崩落のため通行止めの札が立っていた。
野営場周辺の散策路はナナカマドコースと名乗っていて,車椅子も通行できるように舗装されている。その割に急こう配の箇所もあって,道路脇にはこの自然の中でわざわざ芝が張られていた。
また別の花が咲いていた。
野趣に富む湧駒別神社。
神社から温泉街へ下る道には,コンクリートの擁壁に苔がむしていた。往時は重要な道だったに違いないが,この上に何があるわけでもないので不思議に思って調べてみると,道道の旧道であるらしい。かつて旭岳ロープウェイへ行くには,この道を上っていたのだ。
そして旧道を下り切ったところが湧駒荘。湯元を名乗る旭岳温泉の老舗であるが,半端な場所に建っているように見えるのは,旧道との位置関係を考えてみれば理解することができる。
湧駒荘の敷地内の湧水「神泉」取水場。自由に飲むことができる。
川を渡って,道道に戻ると,自転車の人たちが続々と上を目指していた。
道道を渡って,「自然散策路見晴台コース」の入り口へ。
このコースは,健脚向き,迷いやすいなどと案内があったので,どうしようかと思ったが,新しい足跡もあったので進んでみることにした。
気持ちの良い森の中を行く。
また新しい花。
カエルときのこ。
時々説明板もあった。
だんだんと道が険しくなり,時折進路が怪しくなることもあった。それでも,私にとっては荒涼とした姿見の池の散策路よりも心地よく歩きやすく感じる。
散策路の入り口から23分で見晴らし台に到着。
木が茂って,さほどに眺望は開けなかったが,新緑の樹海は気持ちが良い。
見晴台からは,急坂を下った。ビジターセンターで「橋・コワレかけ,すべりやすい」とあったのは,この丸木橋だった。2本の丸太のうち1本が朽ちて折れていた。
クマゲラコース,コマクサコースへの分岐。
林間広場。
クマゲラコースを経て,10時20分,道道に戻った。