やまびこ産直館から川内の集落に至る道は,紅葉が盛りを迎えていた。
閉伊川の谷底の集落は,朝霧に包まれて幻想的だった。
北海道ではまずあり得ない美しい景色だ。強いていえば,占冠のニニウが現役の農村だったとしたら,こんな景色が見られたのではないかと思う。
国道106号をまたぐ。
ここから「あいさつ村」に入り,農耕車に注意して進む。
3年前に国道から見た南部曲屋は健在だった。
川内八幡神社。
神社前の橋を渡ると旧国道に合流する。
秋の風景。
昭和初期の雰囲気そのままと思われる商店街が残る。
駅の入口にあった古い案内標識。様式からして少なくとも昭和46年以前に設置されたものである。宮古までの距離は42kmとなっているが,シールの下には51kmと書かれているのが透けて見えた。国道106号は昭和40年代から徹底的な改修が行われ昭和53年に完成を見ているが,それによって宮古までの距離が10km近くも短くなったのである。