標高831mの御岳平から関東平野の夜景を一望にする。これは素晴らしい。
売店で一休止し,豚もつ煮(300円)をいただく。どっしりと食べ応えのあるものだった。
御岳平からさらにリフトがあったので乗ってみる。料金わずか100円だが,律儀に切符を切ってくれた。
先ほどの少年達が,リフトを降りたところからの眺めが良いと話していたとおり,これはたしかにすごい。
日の出まで1時間半,すでにたくさんの人たちが待っていた。
ただ,まだ見物のスペースは余裕がありそうなので,先に神社にお参りしておく。
武蔵御嶽神社は標高929mの御岳山頂にある。
途中,御師集落という宿坊街を通り抜けていく。今日行くことができなかったが,羽黒山の手向集落と似た雰囲気がある。
参道のお土産屋街。これぞ日本という感じで嬉しくなる。
神社へは標高差50mの石段を一気に上る。
本殿が見えてきた。
初詣をする。
神符授与所。先着3000名に当たる開運絵馬もいただくことができた。
武蔵国を見る狛犬。
6時15分,大展望台に戻ってきた。なんだかんだで夜は忙しく過ぎ,あと30分少々で初日の出の時刻だ。
6時51分,お天道様が姿を現した。この瞬間,かしわ手を打つ人,深々と頭を下げて祈る人,みなそれぞれのやり方で新しいお天道様を迎える。
6時54分,お天道様が上り切る。
昨日と今日と,本当は何も変わらないのかも知れないが,初日の出の瞬間にすべてのものが生まれ変わり,いままで気にしていた細かなことなどどうでも良いという気持ちになる。初日の出を見に来た人たちも,この瞬間はみな一様に幸せそうで,お天道様の力というのは本当に素晴らしいものである。
絶景のリフトで御岳平へ下る。
新年の誓いも新たにケーブルカーに乗り込む。
遠く筑波山まで望むことができた。