北海観光節旅行記白鬚神社と沖縄・東北

中城城跡

コザ11:35発→久場崎11:50 東陽バス30番 泡瀬東線 那覇バスターミナル行き

12月24日にダイヤ改正があったようで,事前に調べていた発車時刻が変更になっていた。パスなび沖縄もダイヤ改正に対応していなかった。ダイヤ改正に対応していない,年末の休日ダイヤが反映されていないなど,時刻表検索システムとしては致命的である。加えて,バスの接近をリアルタイムで知らせてくれるシステムも完ぺきではないようで,画面を注視していたらいきなりバスがやってきて慌てることもあった。

しかし,バスはいたって時間に正確である。冬の旭川で,いつ来るかわからないバスを待つのに比べたら天国のようだ。

久場崎で降車。世界遺産・中城城跡の最寄バス停のはずである。

国道を外れ,民家の中を行く。「世界人類が平和でありますように」のポールは沖縄にもあった。

沖縄本島でもやはり八重山と同じく墓が巨大だった。広告によると,鉄筋コンクリート製の大型のもので180万円とのことだった。

中城城跡までの道のりは高低差が150mほどあり,意外と時間がかかった。

 

30分歩いて,中城公園に到着。2階建ての立派な料金所と,売店があった。

 

もう昼時なので,サーターアンダギーで小腹を満たした。サーターアンダギーは,士別駅の名物なので,行くたびに買っているが,本場は沖縄だったのだ。お茶は沖縄限定のさんぴん茶。

2000年に世界遺産に登録された「琉球王国のグスク及び関連遺産群」には,首里城のほか,城跡として今帰仁城跡,座喜味城跡,勝連城跡,中城城跡が含まれている。このうちどこか1か所は訪れてみたいと思って,中城城跡にした。

現在公開されているのは城跡周辺のみであるが,将来的には広大な公園になるようだ。

本来の入り口は受付と反対側にあるので,脇道を通ってまずいちばん奥まで行ってみた。すると目に入ったのはホテルの廃墟だった。沖縄海洋博に合わせて開業を予定していたが,直前に企業が倒産し,未完のまま現在まで放置されているという。

正門。世界遺産らしい風格を感じる。

 

城は14世紀の建造だという。石積みの城壁は極めて精巧で,自然の岩盤と一体化しており,一部は上を歩くことができた。

眺めも素晴らしかった。しかし,ここに上がれば見えると思っていた普天間飛行場は,ちょうど廃ホテルのある丘が邪魔して見えなかった。

13時を過ぎて城跡を後にし,近くの中村家に向かった。

 

国指定重要文化財・中村家住宅。約280年前の代表的な農家住宅だという。

内部は床の間もあって,まったくの日本調だった。沖縄の建物は,鉄筋コンクリート造であっても,内部はそれを感じさせない和風のしつらえであることが多いのは沖縄に来て初めて知った。

 

売店はお土産が充実していた。お茶とお菓子もサービスしてくれた。

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