北海観光節旅行記白鬚神社と沖縄・東北

山中温泉

加賀温泉駅到着。妙に広々とした駅前だった。

加賀温泉駅12:45発→山中温泉13:14着 加賀温泉バス 山中温泉行き

元日も通常ダイヤで運行していた加賀温泉バス。

加賀温泉駅付近には郊外店が建ち並び,元日から営業していたので正月らしさがなかった。この辺は日本でも特に古い地域だと思っていたので意外だった。

山代温泉を通過。

30分弱で山中温泉バスターミナルに到着。温泉街まではやや距離があるので,すぐにお散歩号という循環バスに乗り継げるようになっていた。

しかしながら,このパスに乗るには,各旅館で販売している500円のフリー乗車券か,バス車内で販売している手拭い付きの800円の乗車券を買わなければならないというので,乗るのはやめて歩いて行くことにした。

 

想像していたよりも,寂れた印象の温泉街だった。

外湯の菊の湯。今回の旅行で唯一の温泉となる。

しばし入浴してくつろいだ。昨日の今頃は,まだ中城辺りを歩いていたのが,随分と前に思われる。

温泉街の中心部にある山中座。

 

瓶入りのヨーグルトがあった。

日本三薬師に数えられるという医王寺に行ってみる。

温泉街を一望にする。

奈良時代に行基が開基した古寺だという。

 

記念館「森光子一座」。あること自体まったく知らなかったが,元旦から営業していたので入館してみた。

 

入館してみると,中途半端な外観からは考えれらないくらいに充実した展示で,本物の貴重な展示物が多くあり驚いた。

山中座の名誉座長に森光子さんが就いていたことが縁で,生前に舞台衣装や資料など一切を託されたものだという。オープンは昨年4月27日で,一昨年11月に森光子さんが亡くなったことから,金沢信金山中支店だったビルに急遽2年間限定で開設され,その後,正規の記念館に移るらしい。

館内では,森光子さん歌唱による「山中節」が流れていた。山中座の名誉座長に就いたというのも,もともと森光子さんが「山中節は民謡の中でいちばん好き」とラジオで語ったことが縁となったそうだ。

山中節が吹き込まれたCDがあったので,購入しておいた。若いころというので戦前の吹込みかと思ったら,昭和47年のレコードだった。

朝は少し雪が降ったらしい。小さな雪だるまを見かけた。

山中温泉14:50発→加賀温泉駅15:19着 加賀温泉バス 加賀温泉駅行き

1時間半ほど滞在して,加賀温泉駅に戻った。敦賀で普通列車に乗っていたとしたら,1時間弱しか時間が取れなかったので,特急に乗ってよかった。

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