学田 | がぐでん | 無人駅 | |
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富良野市西学田2区 | ||
昭和33年3月25日開業 | |||
169m | 6人 | ||
単線 | |||
旭川より52.5キロ 鹿討より2.8キロ |
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2001.7.21下車 |
引き続き田園地帯を行く。水田は水面に幼苗が映える春や,穂が実り黄金色に輝く秋が美しいが,特筆すべきは5月から6月にかけてで,水田の畦に芝桜が満開となる。畦の桃色と田の緑は強烈なコントラストをなし,目に焼きつく。
やがて国道も線路も水田の中を蛇行して進むようになる。今では無意味なカーブのように思われるが,かつては湿地帯で,開拓時代からしばらく道らしい道もなかったところだ。富良野線の工事でも,中富良野と下富良野(富良野)の間に横たわる大湿地帯をどのように通過するかが最大の問題で,鳥沼経由と学田経由の2案が検討された結果,学田経由になったらしい。
富良野線の中でも最も利用者の少ない駅。近年は駅の近くに観光地もできたが,この駅を利用して訪れる人はまだ少ない。それでも駅としての知名度は高いほうで,学田駅の入場券は「入学田」→「入学だ」にとれることから,入学試験のお守りとして売られたこともある。
駅の付近は富良野盆地の中でも局所的に気象条件の厳しいところで,冬には吹雪でまったく前が見えなくなることもある。駅の西側の防雪柵が印象的だ。
学田の地名は北海道大学の第8農場であったことにちなむ。北大は大学の資金調達のために道内各地に農場を持っていたが,富良野の農場は中でも最大のものだった。資金調達が目的だっただけに,小作の農民はずいぶん苦しめらた。
駅から西に徒歩7分。果汁100%のぶどう果汁はアルコールが苦手な人にも楽しめる,ぜい沢なジュース。観光案内所の役割も持っている。
見学可能時間900-1630(平日),6-9は土日祝も可1000-1630 無料
駅から徒歩20分。ふらのぶどう果汁工場から徒歩15分。工場見学可能で,試飲もできる。昭和57年世界ワインコンクールで金賞受賞。年々知名度も上がり,贈り物にも最適。夜はライトアップ。
工場見学可能時間1000-1600(6-9の平日),1000-1500(6-9の土日祝),900-1700(10-5の平日)
▽ふらのワインハウス
丘の上,眺めが良いレストラン。(S55入館)
1100-2000(11-4は-1900月休) 第1・3月休(11-4は月休)
▽ぶどうが丘公園
富良野市の中では古くからラベンダーを植えている。ラベンダーシーズンでもあまり混まない。
徒歩10分。ぶどう果汁工場方面に進み,川を渡って右折。1999年にオープンした農園レストラン。(2000.8訪問)
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