ちほく高原鉄道ふるさと銀河線

(廃止)高島 たかしま 無人駅
中川郡池田町字高島
明治43年9月22日開業
標高33m  82人
2線(対向式)
池田より11.5キロ
様舞より5.8キロ
2002.3.21下車

●様舞→高島の車窓

引き続き道道に沿って利別川の左岸を行く。川の対岸には人家もたくさん見えて,こちら側よりも活気があるようだ。途中,横一直線に道東自動車道の高架橋が頭上を横断する。西へ1.5kmのところにある池田I.Cから十勝清水I.Cまでは平成7年に開通しており,車より熊の数のほうが多いと揶揄された有名な高速道路である。
道東道が横切るあたりは初夏にエンレイソウが咲き乱れるというが,これからもそういう風景は見られるだろうか。続いて近牛という集落を通過する。様舞に駅があってなぜ近牛に駅がないのかと思われるほどの結構な集落である。名前のとおり,車窓から間近に牛の姿を見ることができる。念のために書いておくが,地名はアイヌ語のチカプウシに由来し,鳥多きところの意である。

●高島駅

池田を出て最初の交換駅。1997年11月に自動閉塞(CTC)化されるまではタブレット授受の光景が見られた。有人駅時代の末期には老紳士の駅長が駅を守っており,テレビや雑誌で何度も紹介されていた。壁には駅長自ら集めた鉄道に関するコレクションや,旅行者から贈られた写真などがびっしりと貼られていたが,1998年4月に無人化,いまではまったく寂しくなっている。
高島で国道も対岸から渡ってきて,駅前には結構大きな集落が形成されている。駅は池田に通う高校生が多く利用しており,親の車が迎えに来る間,しばらく待合室で歓談していたりという光景も見られるようだ。

本屋は昭和17年築 駅前
転轍てこが保存?されている。 2番ホームには昭和29年築の大きな待合室が残る。
危険品庫は明治40年の建物らしい。本当だったら道内の鉄道建築で最も古い部類に入るだろう。 窓口がふさがれ,すっかり寂しくなった待合室。

●見どころ

特になし

様舞 北海道駅前観光案内所 大森