(廃止)大森 | おおもり | 無人駅 | |
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中川郡池田町字大森 | |||
平成元年6月4日開業 | |||
標高 m | 14人 | ||
単線 | |||
池田より16.5キロ 高島より5.0キロ |
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2002.3.21下車 |
駅裏に農業倉庫が建ち並ぶ高島の集落を通過すると,左から国道242号が利別川を渡ってこちらに近づいてくる。ここから足寄まではおおむね車窓に国道が寄り添う。国道には帯広−足寄間の路線バスが1日6往復運行されており,ふるさと銀河線の存在意義も危うく感じられるが,それでも乗客は列車のほうがずっと多い。
いっぽう右手は高速道路の建設が進んでいる(2003年6月足寄ICまで開通)。道東道はこの先の本別JCTで北見方面と釧路方面へ分岐する。高速化の話があるふるさと銀河線にとっても高速道路は脅威になるに違いない。このご時世,鉄道も高速道路もというのは贅沢だろうから,どちらかはあきらめなければなるまい。美学のある鉄道を選択するか,速さだけのメリットのために沿線市街の崩壊と環境破壊をもたらす高速道路を選択するのか。賢明な判断を期待したい。
私は2002年の3月17日,18日,21日の3日間に渡って銀河線を行ったり来たりしていた。運転士さんにも顔を覚えられたのだろう。大森駅で降りる時に「旅行しているの?」と聞かれた。その日は出張帰りでスーツに革靴という格好だったが,旅行は旅行だから「そうです!」と答えて,ホームに足をつけた。その瞬間,銀河線全駅乗降達成となった。しかしこの駅,ホームがあるほかは待合室も何もなかった。「何もなさ」で言えば銀河線随一だ。何か駅に降りた気がせず,いまいち達成感が湧かない中,ひたすらホームを端から端まで行ったりきたりしながら42分後に来る次の列車を待った。
大森は昭和23年大森線路班として列車が停車するようになり,同43年仮乗降場化。同56年頃高島よりに1.1km移転。JR発足時に駅に昇格したがキロは設定されず,1989年銀河線転換時に正式に駅として認められた。周辺は小集落である。
駅前には道東自動車道の大きな看板。 | 駅の向こうに高速道路の橋梁が見えている。 |
国鉄時代の駅名標を白く塗りつぶして時刻表を掲示している。 | 近くの踏み切りには列車通過時刻が。数年前まで遮断機がなかった名残だろう。 | 駅裏のお堂。沿線には神社が多い。農村信仰が盛んなのだろう。 |
特になし
▲ | 高島 | −北海道駅前観光案内所− | 勇足 | ▼ |