日高本線
浦河
- 所在地:浦河郡浦河町昌平駅通
- 開業日:1935(昭和10)年10月24日開業
- 標高:3m
- 配線:単線
- 路程:苫小牧より130.3キロ 絵笛より5.2キロ
- 窓口:みどりの窓口
- 乗降客数:16人(2017-2018年平均),838人(1983年)
- 最終乗降日:2006.12.19下車
●絵笛→浦河の車窓
絵笛のような牧歌的風景がどこまでも続いてくれればと思うが,それもつかの間,また25‰の旧勾配とトンネルで山を越えて浦河市街に入る。
●浦河駅
単線駅だが,広々とした駅構内の雰囲気は風格がある。北海道日高振興局所在地の駅で,みどりの窓口も設置されているが,利用者は極めて少ない。駅周辺だけが時間が止まったかのように日通や駅前旅館も残っていたが,近年かなりの建物が解体されてしまった。
もともと駅の裏はすぐ海だったが,埋め立てられて国道が駅裏に移り,役場や消防,警察が埋立地に建っている。列車代行バスも駅前に乗り入れず,国道沿いに停車する。
門別から浦河にかけての沿線は競走馬のふるさととして全国に知られているが,そのなかでも浦河はもっとも歴史が古いといわれ,安政4)年(1857)に荻伏に50頭余りを集めて放馬場をつくったのがはじまりである。1955(昭和30)年にヒンドスタン号を輸入してシンザンなど名馬を生み,今日の競馬の基礎を築いた。
●見どころ
□浦河町立図書館
駅から国道を様似方面へ約900m。馬関係の書籍が圧巻。
□大黒座
図書館のある町総合文化会館から一本海側の通りに入りすぐ。全国的にも貴重となった小さな町の昔ながらの映画館。
□潮見ヶ丘運動公園(浦河十景)
徒歩15分。駅東側の丘の上。浦川港と太平洋一望。夕陽の名所。
□井寒台森林公園(浦河十景)
国道を西に。徒歩20分。68haの広大な公園。森林浴に好適。