尾幌 | おぼろ | 無人駅 | |
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厚岸郡厚岸町大字苫多村字尾幌 | ||
大正6年12月1日開業 | |||
標高18m | 44人 | ||
単線駅 | |||
滝川より340.9キロ 上尾幌より9.2キロ |
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駅前2分セブンイレブン | |||
2001.9.1下車 |
線路脇は林で,林の向こう側にはひたすら牧草地が広がっている。しかし農家はほとんど見えない。国道44号に近づいてやや賑やかになってくると尾幌到着。
滝川から根室本線を走ってきて,初めての貨車駅である。花咲線の貨車駅舎は昭和61年に設置されたものでそれぞれかわいらしい絵が描いてあるので,貨車駅の味気なさがいくぶん薄らいである。
元対向式ホームで,旧1番ホームが草に埋もれつつも残っている。尾幌は国道沿いの集落で店などもけっこうあるが,利用者が上尾幌より少ないのは意外だ。
駅のトイレは使用不可で,国道左5分の尾幌酪農ふれあい館敷地内のトイレを使ってくださいとの張り紙がある。
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↑2001.9.1撮影 ←「道東旅行記」1988.8より |
尾幌というのは私にとって特に印象に残っているところである。昭和63年8月14日〜16日,家族で2泊3日で巡った道東旅行。当時私は小学6年生。旅行のはじめで,いきなり車のマフラーが外れるというトラブルが発生した。爆音を発するので,これでは観光地もろくにまわれない。お盆なので,自動車修理工場も閉まっている。困り果てたところで見つけたのが,尾幌の鉄工所である。ガソリンタンクに近い部分の溶接なので,鉄工所のおやじさんは渋ったが,無理にお願いをして直してもらった。まったく命拾いをしたと思った。
それから13年が経ち,再び尾幌を訪ねてみたが,当時修理してもらっている間に買い物をしたAコープはなくなり,かわりにセブンイレブンができて,まちはすっかり変わっていた。しかし,鉄工所だけは変わらず,鉄を打つ音が集落にこだましていた。
特になし。
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