留萌本線
(廃止)
瀬越
- 住所:留萌市瀬越町
- 開業日:1926(大正15)年7月1日開業
- 標高:10m
- 配線:単線駅
- 路程:深川より52.2キロ 留萌より2.1キロ
- 窓口:無人駅
- 乗降客数:0人(2014年)
- 最終乗降日:2000.7.20乗車
●留萌→瀬越の車窓
留萌を出ると線路の状態が悪くなり,列車の速度が落ちる。留萌駅を出てすぐに渡る水路の左手には,大正時代に増設された副港があったが,今は大部分が埋め立てられている。しばらく市街地の中を切り通しで横切って,南に90度向きを変えると日本海が見えてくる。山から海へと車窓が劇的に変化するのも留萌本線の魅力だ。
留萌~増毛間の廃線後は,改めての鉄道代替バスは設定されず,もともとあった沿岸バスの留萌別苅線が代替している。1日1往復の増毛経由特急はぼろ号は礼受,阿分,舎熊,増毛に停車するが,石狩市浜益区以遠との間の乗降のみの扱いとなっている。
(廃止)瀬越駅
1926(大正15)年に仮乗降場として開設。北海道に多くみられた鉄道管理局設定ではなく,本社設定の仮乗降場だった。本社設定の仮停車場・仮乗降場・乗降場は,1969(昭和44)年10月1日に臨時乗降場に統一された。これは現在の臨時駅に相当するものである。JR移行時に駅に昇格した。
駅前はすぐ海で,土のホームも貫禄があってなかなか雰囲気の良い駅である。瀬越浜は赤さびた風景でのどか。待合室には落書きがたくさんあり「ベル入れて」など,懐かしい書き込みも見られた。
●見どころ
□ゴールデンビーチるもい
増毛側に徒歩10分。2000年オープンした新しい海水浴場。2000年夏に運行された快速増毛ライナーは海水浴客のため瀬越駅に停車した。
□黄金岬
徒歩25分。留萌駅からとだいたい同じ距離で,瀬越からは瀬越浜沿いの道を歩いて行ける。かつてニシンの見張り台だった。夕陽は日本一ともいわれ,岩礁を巡る桟橋が整備されている。博物館の海のふるさと館がある。