下白滝 | しもしらたき | 無人駅 | |
紋別郡遠軽町下白滝 | |||
昭和4年8月12日開業 | |||
標高269m | 人 | ||
交換駅(対向式) | |||
新旭川より92.7キロ 旧白滝より4.4キロ |
|||
2001.11.17乗車 |
旧白滝は最初に開拓者が入ったところとあって,割と穏やかな地形だ。線路は国道に沿っており,国道からも良く線路が見える。もし車に乗っていて列車を見たらかなり幸運といえるだろう。私がそのめったに列車の来ない線路を見て感慨にふけっていると,同乗の友人は架線が張ってないと鉄道という気がしないのだと言った。彼は首都圏の出身である。
やがて谷はさらに狭くなり,下白滝までに渓谷を一つ越える。この湧別川の渓谷こそ,「白滝」であり,注意していれば車窓右手に見ることができる。
白滝シリーズ最後の駅。この駅も列車は下り1本,上り3本しか停まらない。しかし交換駅で駅舎は奥白滝,上白滝同様,開業当時の建物を使用している。奥白滝は信号場となり,上白滝は片側の線路がはがされてしまったため,下白滝は石北本線開業当初の趣を残す唯一の駅といってよいだろう。
駅舎はドラマのロケに使用されたこともあるらしいが,入口部分の屋根が撤去されて不恰好になっているのが残念。建物は今もびくともしないほど頑丈なつくりなので,補修して長く使ってほしい。
作り付けのベンチ。古い駅舎によく見られる。大変座りごこちが良い。 | 出札窓口は2つあったらしい。頑丈なつくりの台。 |
北海道では珍しい雨どいが設置されている。冬なのでといは軒裏に収納されている。 | 入口の屋根が撤去されている。外壁の痛みも激しい。補修を願いたい。 |
国道を白滝側に10分。一帯は公園として整備され,記念碑やトイレがある。
▲ | 旧白滝 | −北海道駅前観光案内所− | 丸瀬布 | ▼ |