丸瀬布 | まるせっぷ | 無人駅 | |
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紋別郡遠軽町丸瀬布 | ||
昭和2年10月10日開業 | |||
標高194m | 164人 | ||
交換駅(島式) | |||
新旭川より101.9キロ 下白滝より9.2キロ |
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駅前1分セイコーマート 630-2400 |
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2001.11.17乗車 |
国道333号と交差して線路は谷の左端の少し高いところを行く。右に谷間の牧草地を見下ろし,対峙する山並みも絶景である。右に道の駅まるせっぷの建物が見えてくると間もなく丸瀬布到着。
ここで旭川からの距離がやっと100kmを越える。まだ100kmかという感じがするのではないだろうか。それだけ厳しい北見峠越えだった。
特急停車駅で駅構内は広い。この駅から丸太を積み出していた名残だろう。丸瀬布から武利川に沿って森林鉄道が網の目のように張り巡らされていた。丸瀬布は森林鉄道の蒸気機関車が動態保存されていることでも全国的に知られている。
駅舎は真新しく,図書館,児童館を併設した生涯学習館となっている。列車の数は少ないが,次の列車まで本を読んでいればよいのだから時間を持て余すことはない。
丸瀬布も明治24年開通の北見道路の沿線の町で,官設7号駅逓が置かれたところ。ただ北見道路ができて即沿線が開拓されるということにはならなかったようで,明治42年の殖民地設定後本格的な開拓が始まり,大正2年に駅が設置されたことによりようやく市街地が形成された。昭和21年遠軽町から分離して丸瀬布村となり,昭和28年町制を施行した。現在(2000.9)人口2162人で,道内では朝日町に次ぐ第2位のミニ町である。
なお,丸瀬布−遠軽間はバスの本数も多く,鉄道の閑散ダイヤを補完してくれる。
国道を白滝方面に徒歩20分。ふるさと創生資金による施設。木芸館はスリッパに履き替えて入館する。特に何もないと思うが,駅から降りてこのあたりをぶらぶら散策してみれば,北海道を旅している実感が沸いてくるのではないだろうか。(S11.5入館)
900-1800(10-3は-1700) 月休 無料
▽トイレ333
町自慢のハイテクトイレ。(S11.5使用)
駅裏,徒歩5分。約200株の藤園。弘政寺の住職が丹精こめて育ててきたもの。町を一望する平和山公園に隣接している。6月中旬に藤まつりは賑わう。
駅から10kmほどあり,歩いて行くのは厳しい。丸瀬布温泉まで1日3往復町営バスが運行されているので,時刻表で確認して利用しよう(道内版鉄道時刻表に記載あり)。
▽雨宮2号
昭和55年に森林鉄道の蒸気機関車が修復され,動態保存されている。近郊のファミリーのほか,全国から熱心なファンが乗りにくる。(S62.6乗車)
▽郷土資料館
北見道路は網走外役所の囚人により開削された。足枷や鎖などの展示はこの沿線の郷土館の特徴である。(S62.6入館)
900-1700 100円 火休 11-4休
▽昆虫生態館
ふるさといきものの里100選。町内の昆虫同好会が,開発によって減少した蛍を人工的に増殖してその回復を図る運動から始まった。域内に,昆虫や水生動物の保護増殖を目的とした「昆虫の家」を設置。さらに平成9年,立派な博物館に生まれ変わった。
900-1700(冬1000-1600) 火休 300円
▽いこいの森オートキャンプ場
フリーサイトは200収容の広い敷地。武利川が気持ち良い。バンガロー(2000円)あり。
▽丸瀬布温泉やまびこ
アルカリ性の無色無臭の温泉。露天あり。こじんまりしているが日帰入浴に好適。
日帰入浴1000(11-3は1100-)-2100 火休 500円
いこいの森からさらに3km奥。駅からバス1日3便,所要20分。戦前より自噴の温泉が湯治に利用されてきたが,昭和29年に町が買収,ボーリングに成功して国民宿舎を設立,昭和61年から民営となった。2001年4月に第3セクターのリゾートホテル・マウレ山荘がオープン。鉄筋5階建ての立派な建物。露天あり。
日帰入浴1100-2000 600円
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