標茶 | しべちゃ | 有人駅 | |
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川上郡標茶町字標茶 | |||
昭和2年9月15日開業 | |||
標高25m | 596人 | ||
対向式2線 | |||
網走より121.0キロ 磯分内より10.6キロ |
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みどりの窓口 700-1650 |
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まっすぐ7分,セイコーマート | |||
2002.2.2下車 |
雪印の工場があるだけあって,まわりは牧場一色である。磯分内川を遡ったところには,多和平という360度のパノラマが広がる展望地があるのだが,鉄道沿線からはそういう雄大な眺めは得られない。
ところで釧網本線の摩周−標茶間は旧釧路鉄道の路盤を使用したものである。釧路鉄道はアトサヌプリ(跡佐登=硫黄山)の硫黄を運搬するために明治20年に竣工した,道内で2番目に古い鉄道である。釧路鉄道は明治29年に休業となったが,33年後の昭和4年に釧網線として復活した。
廃止された標津線の線路が寄り沿ってくると,まもなく標茶到着である。ここまで来ればだいぶん釧路に近づいてきたという気がしてくる。
駅舎は1999年12月に改装された。SLすずらん号などで活躍中の蒸気機関車C11-171は標茶町で保存展示されていたもので,2000年1月8日にはSL冬の湿原号として里帰りを果たした。そういったこともあってか,ホームには古いレールの展示や鐘,標津線の由来を書いた看板など,鉄道ファンを楽しませてくれるものがある。
標津線はJR移行後,1989年4月29日限りで廃止。駅隣にはバスターミナルがある。
根釧台地は教科書にも出てくるパイロットファームなど,大規模な酪農地帯として知られているが,標茶はその開拓拠点となった町で,市街地には貫禄がある。古くは明治17年に釧路集治監が置かれ,囚人たちは硫黄の運搬や,釧路鉄道の建設,釧路道路・厚岸道路・網走道路開削,太田屯田兵屋の建設などに従事した。
駅前は整然としているが,これは昭和28年の大火のためだという。
駅前をまっすぐ歩いて釧路川を渡ると,国道の角にセイコーマートがある。ここは国道274号の終点となっており,札幌からはるばる石勝樹海ロードや日勝峠を経由して,ここに到達しているのである。
SL冬の湿原号運行中に設置される屋台村。ツアーでSLに乗車した観光客はここからバスに乗り換えて知床などに向かう。
特になし
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