海峡線

竜飛海底 たっぴかいてい
東津軽郡三厩村大字宇鉄字竜浜
昭和63年3月13日開業
複線
津軽今別より19.5キロ
中小国より32.5キロ
2002.10.14下車

●津軽今別→竜飛海底の車窓

津軽今別駅からさらに5つのトンネルを抜ける。青函トンネルの入口は公園になっており,列車が通過すると噴水が上がる仕組みになっている。夏の休日であれば,列車に向かって手を振っている家族連れが見えるかもしれない。
そしていよいよ青函トンネルに突入。青函トンネルは延長53.85kmの世界最長のトンネル。52.57kmつなぎ目なしの60キロレールを使用しており,これも世界一。3階建てのビルがすっぽりおさまるほどの大きな断面をしている。車窓は決しておもしろいものではないが,車内の電光掲示板で現在走っている位置を確認できる。

●竜飛海底駅

本来は災害時の避難用に設置された駅で,「海底駅見学整理券」を持った乗客のみ下車できる。整理券は2040円で,自由席または指定席に乗車し,2号車から下車する。海底駅では駅員さんの案内にしたがって構内を見学することになる。斜坑ケーブルカーに乗って地上に出ると約90分の自由時間となり,青函トンネル記念館のほか岬周辺を散策できる。なお,三厩駅からバスで竜飛崎に至り,斜坑ケーブルで竜飛海底駅を見学することもできる。


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駅名板

時刻表。時計は少し狂っている。

 

すたれ気味の竜宮水族館 体験坑道 俳句ボード。これがあるために容易に駅を閉鎖できないのだとか。

 

「もぐら号」で地上に出る。竜飛斜坑線は延長778m。ケーブルカーは鉄道の一種で「日本一短い鉄道」を名乗っており,全国版の時刻表にもきちんと運行時刻が記載されている。「ピコン,ピコン」とチャイムがなる中,斜坑をガタガタ登っていく。

竜飛海底駅の上部は津軽半島北端の龍飛崎で青函トンネル建設時には工事基地となっていた。岬の丘陵には作業員たちの官舎が建ち並んでいたことだろうが,現在は階段状に削り取られた山肌に官舎街の面影を残すのみである。

●見どころ

竜飛崎は地の果てという感じが根室の納沙布岬や稚内の宗谷岬よりもむしろ強く,景色がすばらしい。岬周辺には以下の見どころがあり,竜飛海底駅・青函トンネル記念館コースで見学可能(自由散策なのであらかじめ地図で下調べを)。 

□青函トンネル記念館

北海道福島の青函トンネル記念館はトンネルの工事史について詳しい紹介があるが,こちらは今の青函トンネルについて視覚的に紹介している。また,バスやマイカーで訪れた場合もここから斜坑ケーブルで竜飛海底駅に降りることができる。往復900円,見学所要時間は約45分。

900-1700 4/25-11/10開館,期間中無休 300円

 

□竜飛ウィンドパーク

竜飛は年間平均風速が10.1m/sで,風の強いところとして有名。集落では"タマカゼ"から身を守るため,肩を寄せ合って家が並んでいるのは独特の景観だ。竜飛岬にはその風を利用した風力発電施設が早くから建てられ,展示館では風力発電の仕組みやエネルギーについて紹介されている。

900-1700 4/25-11/10開館,期間中無休 無料

□津軽海峡冬景色歌謡碑

竜飛岬には碑が多く建つが,中でもユニークなのがこの碑。石川さゆりの歌で竜飛岬は一躍有名になった。ボタンを押すと,あの歌が大音量で流れてくる。
 

□階段国道

竜飛の集落と竜飛灯台を結ぶ道は有名な「階段国道」。昭和49年,現地を見ずに国道に認定してしまったため,このような奇妙なことになったとされている。延長388.2m,階段は361段。今では立派に整備されユニークな観光スポットになっている。7月〜8月上旬には周辺のあじさいの群落が開花し,見事だ。階段の途中に中学校の跡がある。階段もすごいが階段の下の民家の軒先をジグザグに通っていく部分もすごい。ただここを観光客が通ることを地元の人はあまり快く思っていないようである。
なお車道は別ルートで岬の上に出ることがでる。バスも冬季は階段下の竜飛バス停が終点であるが,夏期にはトンネル記念館や灯台まで行ってくれる。 

  

□竜飛漁港

階段国道の上から望むことができる。階段で集落に下りると,素朴な別世界が存在している。

□竜飛崎灯台

竜飛崎の先端にある。内部見学可。

 

□碑の丘

岬の一角に記念碑が集まっている丘がある。写真は大町桂月文学碑。他に吉田松陰碑,佐藤佐太郎碑,川上三太郎碑などがある。

 


竜飛崎はJR津軽線・三厩駅から村営バスで訪れることもできる。


津軽線の終点・三厩駅。駅前から竜飛行のバスが出ている。竜飛へのバスは漁村の狭い道をかいくぐっていく。10分ほど走ると左手に義経寺がある。北海道にも各地に義経伝説が伝わるが,「三厩」=3頭の馬で,義経一行はこの馬に乗り蝦夷へ渡ったという。
さらにバスは十三洞門と呼ばれる素掘りのトンネルを抜けて行く。これは大正から昭和の初めにかけて掘削されたもので,今も7つが現役で使用されている。


バス停は青森市営バス時代のものがそのまま使用されていた。

津軽今別 北海道駅前観光案内所 吉岡海底