宗谷本線

旭川四条 あさひかわよじょう 無人駅
旭川市四条通18丁目
昭和48年9月29日開業
標高124m  122人
複線
旭川より1.8キロ
2000.9.1下車

●旭川→旭川四条の車窓

宗谷本線の列車の多くは,旭川駅の4番・5番ホームから発車する。重厚な木造の上屋を持つ幅の広いホームは,北への旅立ちにふさわしい雰囲気を漂わせている。
ゆっくりと旭川駅を出発すると,右手には旭川運転所の建物群が見えてくる。複雑な配線や車庫などはSL時代そのままで,近年はSLすずらん号の基地となっているが,新鋭の気動車に混じってSLがいたとしても,まったく違和感がない。特に扇形庫は全国的にも貴重なもので,現在では全道の除雪用ディーゼル機関車の車庫として使用されている。しかしながら,この懐かしい風景も旭川駅の高架化により,あと少しで見納めだ。国鉄の旭川工場は既に跡形もない。
線路は複線のまま,半径250mの急カーブで左に90度向きを変え,高架となって旭川四条駅に着く。
上の写真は旭川運転所移転に伴う電化工事中の様子で,架線柱が見えている。

●旭川四条駅

典型的な都会の高架駅という印象だが,並みの高架駅とは少し違う。四条通,すなわち国道39号は,「病院銀座」として全国的に知られており,道路の両側には内科,皮膚科,産婦人科,整形外科,耳鼻科,消化器科,外科,歯科,眼科などなど,数え切れないほどの病院が軒を連ねている。この旭川四条駅は,それらの病院へ通うお年寄りたちの集う場所となっており,駅周辺には通院客相手の商店街も形成されている。
旭川四条駅は駅としての開業は遅いが,仮乗降場としてかなり前から設置されていた。もともとは旭川と東旭川・東川を結んだ旭川電気軌道(最北の電車として知られる)の接続駅であって,そうした交通の便の良さから,旭川駅と旭川四条駅の間に病院銀座が生まれたといわれる。現在はバスで通院する人達も増えたが,比布,東川,愛別方面からの通院客はやはり旭川四条駅に集う。一方,美瑛,富良野,深川方面からの通院客は旭川駅を利用している。
高架下には食堂,ラーメン屋,海産物屋などが軒を連ねているが,近年はシャッターを下ろしたままの店も多く,まことに哀愁漂っている。ホーム下にあった委託の券売窓口も閉鎖され,待合室にずらりと並んでいた病院の看板は,多くが裏返しにされている。近年は高齢化が進んでいるので,むしろ活気づきそうなものだが,どうやらそうはならないらしい。老人街にもやはり,世代交代,新陳代謝というものがあるのだろう。
病院銀座について強調しすぎたが,この駅は旭川東高校の最寄り駅でもあり,高校生の利用も多い。また,駅の隣には「食鮮工房れたす4条店」というレンガの倉庫を再利用したしゃれたスーパーもある。待合室は少なくとも旭川駅よりは快適なので,時間があれば途中下車してみたい。

●見どころ

□病院銀座

国道39号。

□高砂明治酒造

宮下通17丁目。駅から徒歩7分。明治32年創業の老舗醸造元。資料展示,試飲。

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